現在、国立公文書館で無料で観覧できる特別展「江戸時代の天皇」が開催されています。令和に改元される時期にぴったりの内容だったのでオススメ!

天皇陛下の御退位と皇太子殿下の御即位が来る5月1日に行われます。本展は、この御退位・御即位を記念して開催される展覧会で、”江戸時代の天皇”に関連した資料が展示されています。

礼儀類典

織田信長・豊臣秀吉・徳川家康ら天下人が登場し、それに続く江戸幕府による支配の中で、天皇・朝廷はどのように渡り合い、関係を構築していったのか。光格天皇による朝廷儀式の再興、江戸時代の元号の選定と改元などについて、絵巻物や公家日記などを中心に紹介されます。

桜町殿行幸図

中でも、明治天皇の曾祖父にあたる光格天皇が、上皇の御所である「桜町殿」へ移動する行列の様子を描いた全長45メートルにもなるの長大な絵巻も展示。

現代では改元が行われることは一大事ですが、江戸時代には様々な理由で改元が行われていました。江戸時代だけで35回も改元されていたと言うから驚きです。

改元は江戸時代だけでなんと35回!当時は改元ってどう行われていたの?

本展では、東寺の改元の過程や、元号についての民衆の評判などを資料などと共に紹介されます。

さらに本展の期間中は、「平成(元号)の書」の原本も特別展示されているそうなので、是非チェックしてみて下さい!

国立公文書館公式Twitterより

ちなみに国立公文書館のオリジナル商品に、先日紹介した、「はじめての甲冑」的な江戸時代の指南書「擐甲図歌」のクリアファイルが新登場していましたので、展覧会に行ったら要チェックです!

平和馴れし鎧も着れなくなった武士の為に書かれた「はじめての甲冑」的な江戸時代の指南書がオモシロ!

クリアファイル 鎧の着方 (A4)

平成31年春の特別展「江戸時代の天皇」は4月6日(土)〜5月12日(日)の期間、国立公文書館 本館で開催中です。入場は無料。

平成31年春の特別展 江戸時代の天皇
 

国立公文書館