ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンの手塚国光役でシーンに颯爽と登場し、以降、『ダイヤのA』The LIVE(御幸一也 役)、舞台『刀剣乱舞』(歌仙兼定 役)など人気の2.5次元舞台に多数出演。

バニラクリームのような甘く優しい顔立ちと、どんなキャラクターもモノにする確かな演技力で、俳優・和田琢磨は存在感を高めてきた。

初舞台から10年。23歳という少し遅めの年齢でデビューを果たした和田は近年、主戦場であった舞台だけでなく、『僕らは奇跡でできている』、『人生が楽しくなる幸せの法則』といった連続ドラマにも立て続けに出演。新たな活路を切り開こうとしている。

「争いごとを避けてきた」と打ち明けるのんびり屋の彼が、どうして浮き沈みの激しい芸能界をここまで生き残ることができたのか。その柔らかな表情の奥に秘めたものを覗いてみた。

撮影/すずき大すけ 取材・文/横川良明
ヘアメイク/小川 万理子(raftel)

ドミネーターを持ったときはテンションが上がりました!

『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』がいよいよ4月18日より開幕です。稽古の手応えはいかがですか。
演出の本広(克行)さんは、原作であるアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』の総監督。この作品の世界観を誰よりもよくわかっている方です。

それなのに、稽古場では僕らがアイデアを出すたびに「それ面白いね。やってみて」とどんどんトライさせてくれて。みんなでつくっている感覚があるから、すごく楽しいんです。
本作は、アニメシリーズの脚本を手がける深見 真さんが舞台のために書き下ろした完全オリジナルストーリー。原作の世界を忠実に再現する2.5次元舞台とは、また感覚が違うのかなと思ったのですが。
そうですね。僕らの中でも、2.5次元とはまったく思っていなくて。噛めば噛むほど膨らんでいくような面白さがあって、演じるうえでもまた違う楽しさを実感できています。
アニメの世界観がとてもカッコよくて惹きつけられたのですが、そのあたりは舞台にも通じるところが?
あります! 僕もアニメを観て、「近未来」と「銃」という男の子の好きな要素がいっぱいつまった作品だなと思ったし。ああいうカッコいい世界観を舞台でもきちんと表現できたらなと。
和田さんも、近未来SFという世界観はお好きですか?
ビジュアル撮影のときにはじめてドミネーター(公安局の刑事たちが使用する特殊拳銃)を持たせてもらったんですけど、やっぱりテンションが上がりますね。しかもちゃんと音声も流れるし、変形もするんですよ。そうとは知らずに撮影に入ったものですから、触れた瞬間、ガガガッて変形してビックリしました(笑)。

拡樹とのあいだには、見えない自信のようなものがある

この作品の魅力を読者に伝えるとしたら?
たとえば今ならマイナンバーができて、社会システムもどんどん管理化が進んできている。その中で、人間らしさとの葛藤を感じている人って少なからずいると思うんです。この舞台では、そういった疑問や違和感が随所に盛り込まれていて。

近未来のお話ではあるんですけど、日常生活で僕らが抱いているような感覚に触れられるところが面白いんじゃないかなと。
和田さんは公安局刑事課三係に所属する監視官・嘉納火炉(かのう・ひろ)を演じます。
嘉納火炉は、執行官を束ねる立場で、面倒見が良く正義感も強い男。ただ、その心の奥には葛藤があって、それが物語後半でどうなっていくか……という役どころですね。
ご自身と似ているところは?
後輩の面倒を見るのが苦じゃないというところは似ているかもしれないです。僕も、後輩から頼られると、ついゴハンをおごりたくなるので……(笑)。
では、似ていないところは?
鈴木拡樹くん演じる九泉晴人(くせん・はると)のバディなんですが、九泉が行きすぎた発言をすると、ちゃんと嘉納は「やめとけ」って咎められるんですね。そこは僕にはないところ。相手にダメなところがあっても人前では言えないというか。あとでこっそり伝えるタイプかもしれないです(苦笑)。
鈴木拡樹さんとは舞台『ノラガミ』シリーズや舞台『刀剣乱舞』シリーズで共演してきました。和田さんから見た鈴木さんってどんな人ですか?
何でしょうね……。今、パッと思いついたのは、視野が広い、かなあ。
と言うと?
あまり口数は多くないんですけど、稽古場でもよく人を観察しているんですよ。

あくまで僕の勝手な鈴木拡樹像なんですけど、そうやってキョロキョロ周りを見ながら、この人はどういう人で、どういうお芝居をするのかっていう情報をインプットしているようなところがある。すごく緻密な人っていうイメージです。
そんな拡樹さんとの芝居はいかがですか。
ふたりで袖から入ってきて、拡樹がエレベーターのボタンを押すという芝居があるんですけど、僕がふっと思いついて邪魔したら、拡樹もちゃんとそれに反応してくれて(笑)。すごく真摯なんだけど、同時に遊び心も持ち合わせている人。だからやりやすいです。
そういうことができるのって、お互いに相手への信頼があるからですよね。
役者って、間のとり方とか人それぞれ特徴があって、きっと拡樹ならこういう間で来るだろうなっていうのもわかる。万が一どちらかがミスをしても、お互いカバーし合える、見えない自信みたいなものはありますね。

僕と拡樹は同じ33歳。共演した作品はもちろんありますが、どちらかと言うとお互い存在は知っているけど、あまり道が重ならないところでやってきた感覚のほうが僕は強いんです。そんな拡樹と僕の関係性を、九泉と嘉納の関係性にうまく乗せられたらなと思っています。

映像で身につけた瞬発力。舞台の稽古にも余裕が出てきた

『僕らは奇跡でできている』、『人生が楽しくなる幸せの法則』とここ最近、ドラマ出演が続きました。これは、映像のジャンルにも仕事の幅を広げたいという意図があったのでしょうか?
そうですね。もともと出てみたい願望はあったんですけど、舞台のお仕事もたくさんいただいていたので、なかなか映像のお仕事をやってみるチャンスがなくて。

それがたまたまなんですけど、『限界団地』というドラマにゲストで出させていただいて。そこからのつながりで『僕らは〜』、『人生が〜』と3クールでドラマのお仕事が続いたんです。
映像作品をやってみて違いを感じたことは?
いちばん違うと思ったのは瞬発力。舞台の場合、だいたい3週間くらい稽古をしてから本番に入る。だから、言ってしまうと最初はけっこうのんびりしてるんですよ。セリフもどうせそのうち覚えるだろう、みたいな(笑)。
(笑)。
ところが映像のお仕事は「あさってから撮影がはじまります」という感じでいきなり台本を渡されるから、短いあいだでセリフを入れなきゃいけないし、舞台みたいに稽古もない。1回テストをして、次は本番ですという世界。だから瞬発力が欠かせないんです。
やってみて、水が合う感じはありましたか?
楽しかったですね。僕、あまり稽古をしたくない人間なんで(笑)。
あ、思わず本音が(笑)。
あはは。まあ、実際、お芝居って一発目にいちばんいいものが出たりするんですよ(笑)。そういう意味では一発勝負の映像って面白いなと思ったし、いい勉強になりました。
映像で身につけた瞬発力が、こうして舞台をやるときに活きることも?
今までよりずっと余裕が出てきた気がします。自分でセリフを言ったり、相手のセリフを聞いたりしているあいだも、何かここで別のアクションを入れられないかなとか。そういうことを探せる余裕を持てるようになりました。

ドラマ撮影では、美人に囲まれてすごく幸せでした(笑)

いつもの舞台との違いと言うと、周りに女性キャストが多いのも特徴ですよね。
そうなんです! おかげで今の現場が、苦痛で苦痛で仕方ないです(笑)。
また男臭い世界に戻ってきちゃったなと(笑)。
ドラマの撮影中は美人に囲まれて、すごく幸せでした(笑)。
(『人生が〜』の原作者である相席スタートの)山﨑ケイさんとのトークショーで、「モテる役なので毎日ドキドキしながら撮影しています」とおっしゃっているのを拝見しました。
緊張しましたよ〜。テレビで見たことのある人と、いきなり「恋人役です」って言われるんですから。
そんな素人みたいなことを(笑)。
それに、ドラマの現場はまだまだ慣れないことも多くて。用語もよくわからないし、「すみません、『ナメ』って何ですか?」って感じで、ひたすらアワアワしていました(笑)。
『僕らは〜』では榮倉奈々さん演じる育実の恋人役。『人生が〜』では夏菜さん演じる彩香が想いを寄せるイケメン社員役でした。現場ではどうやってみなさんと仲良くなっていきましたか?
みなさんからしたら僕なんて見たことないし、「誰?」ってなるじゃないですか。そこを『僕らは〜』のときは榮倉さんのほうからいろいろ(仕事について)質問してくださって。気さくに話しかけてくださったおかげで、何とか打ち解けられました。

『人生が〜』はとにかく周りから「カッコいい!」って言われる役だったので、現場でもなんとかカッコよくいようと努力していましたね(笑)。

顔に寄りかかって生きている。親に感謝です(笑)

映像にも進出し、改めて和田さんの顔面の良さが世の中に認知されつつあると思うのですが、単刀直入に、ご自分の顔って好きですか?
好きですよ(即答)。顔に寄りかかって生きていますから(笑)。こればかりは親に感謝ですね、自分では何の努力もしていないですし(笑)。
自分の顔の好きなパーツは?
パーツですか? うーん……垂れ目なところはけっこう好きかも(笑)。周りにキリッとしている方が多いので、その中で垂れているヤツがいると癒やし効果があっていいかなと(笑)。
実際、お話を聞いていても癒やされます。お人柄も非常にほんわかされていますよね。
できるだけ争いごとを避けてここまで来たので(笑)。極力のんびり生きてきました。
とはいえ今年で芸能生活も10周年。どうやってこの競争が激しい芸能界を生き残ってきたのか気になります。
きっと、これくらい鈍感のほうがいいんです(笑)。

共演した若い役者さんの中にも、公演が終わるとすぐにTwitterで感想を検索してはヘコんだりしてる人がいるんですけど。そんなのいちいち気にしてたら、これからもっと大変だぞって言ってあげたいですね(笑)。
和田さんはエゴサーチはしない?
じつは1回だけ「和田琢磨」で検索したことがあるんですよ。そしたらちょっとネガティブなツイートを見つけちゃって、これはダメだ、見ても気持ちが引っ張られるだけだなと思ってやめました。

もちろんそういうSNSを使った自己プロデュースはいいことだし、僕はそうしたセンスを持ち合わせていないので、上手な子を見るとスゴいなと素直に尊敬するんですけど、やっぱり役者なので。

ちゃんとお芝居の本質を追求していったほうが、結果的には長く生き残っていけるのかなとは思っています。

手塚役で学んだのは「人のいいところを見つけること」

役者人生の中で、転機となった作品を挙げるとしたら?
つねづね発見や刺激があるので難しいんですけど、人生が変わったという意味では、やっぱりミュージカル『テニスの王子様』。僕の原点ですね。
手塚国光役を演じて得たものって何でしょう?
(同室でメイク中の、同じく手塚を演じた多和田任益さんに向かって)たわちゃん、何だと思う?
多和田 え〜、学んだことですか……。堂々とすること、ですかね。
(それを受けてすかさず)堂々とすることです。
パクらないでください(笑)。
何だろう……。(しばらくじっくりと考えて)僕は、「人のいいところを見つけられるようになったこと」かもしれない。
それはどうして?
人の粗って探すとキリがないじゃないですか。『テニス』の現場って個性的な人間がいっぱいいたし、2年間ずっと一緒だから、それぞれ嫌なところも見えてくるんですよ。でも相手の嫌なところばっかり掘ってると、どんどんギクシャクしてくるし、いいことは何も生まれない。

それより、できるだけいいところを見つけて、そこを掘っていったほうが、相手の見え方も変わってくる。たとえば、口が悪いという欠点ばっかりピックアップするんじゃなくて、口は悪いけど誰よりも稽古に早く来ていて努力家だとか。

そうやっていいところを自分から率先して見てあげることで、人に対する余裕も生まれるし、周りにも優しくできるということを学びましたね。
スゴい。僕が学ばされた気持ちです。
やった。なんかセミナーでもやろうかな(笑)。
(笑)。
もうひとつ転機を挙げるとすれば、『テニス』が終わったすぐあとに、細川 徹さんと下北沢で舞台『スペーストラベラーズ side;Winter』をやったんですけど、それも大きかったですね。

ちょっと前までは何千人というお客さんの前でキャーッと歓声を浴びていたのが、下北沢までサンダルで来るようなおじさんと(笑)、安い居酒屋で芝居の話をしている。そのギャップが面白くて、こんなに振り幅の広い仕事なんだと刺激を受けました。
個性的な役者さんが多い舞台でしたが、そこで学んだことは?
主役をやらせていただいたんですけど、おじさんの先輩から「和田くんは主役でしょ。なら、いちばん最初にセリフを覚えてこなくちゃダメだよ」って言われたんです。それは今でもよく覚えていますね。
和田さんはその言葉を、当時どのように受け取ったのでしょう?
当時は何のこっちゃわからなかったのが正直なところで。でも今こうして10年やってみて、何となくその言葉の後ろに隠された意味がわかりはじめてきた気がします。
と言うと?
その作品は出演者6人の会話劇。僕はその中で年齢もいちばん下だし、技術もなかったから、真っ先にやれることと言ったら、セリフを覚えることだけだったんですね。

だからこそ、そういう誰にでもできることをちゃんとクリアしないと、それ以上のことは構築できないよ、と伝えたかったんじゃないかなと。

まあ、そう言ってた人は本番ギリギリまで台本を持っていましたけど(笑)。

やりたいことを自分で選択できるか。それが俳優を選んだ理由

のんびりしていると言いつつ、やはり実直に努力を積み重ねてこられたのだと感じます。
(恐縮そうに)いやいや、大変そうだねと言われますけど、基本的にサラリーマンをやりたくないからこの仕事をやっているところがあるので……。
サラリーマンになっても仕事がデキそうな気がしますが…。
そんなことはないです。朝8時とか起きられないですから(笑)。
毎日、同じ時間に同じ場所に行くのが苦手なタイプですか?
いや、そんなことはないです。同じことをやるのは舞台も一緒だから。

たぶん僕がサラリーマンになれないと思うのは、組織で働く以上、これを必ずやりなさいと言われたら、やりたくないことでもやらなくちゃいけないイメージがあるからかもしれません。

自分のやりたいことを選べるかどうかは、僕にとってすごく重要なんですよ。
だからこそ会社で働いて、それで稼いだお金で劇場に来てくださるファンの方へリスペクトを感じますよね。
はい。そうやって会いに来てくださることは本当にありがたいし、素晴らしいことだなと。僕自身もサラリーマンの役とかいろいろやらせていただきながら、今までわからなかったそれぞれの仕事の良さも学んでいるところです。
芸能生活10周年を迎えて、次の10年に向けてどうしていきたいか、考えはじめていますか?
10年後っていうことは43歳ですよね。どうなってるんだろう……。必然的に2.5次元であったり若い子が中心の群像劇は減っていくだろうから、自分もどんどんシフトチェンジして、いろんな環境で仕事ができるよう、引き出しを増やしていきたいなとは思います。
そのために今、自分に課したいものを教えてください。
課したいもの……。(またしばらく考えて)年上の方ともっといっぱいお芝居がしたいです。2.5次元の場合、どうしても自分より年上の人ってほとんどいない。そういう意味では今回の中村靖日さんや山崎銀之丞さんのような先輩方とどんどん芝居がしたいですね。

『人生が〜』で田山涼成さんとご一緒させていただいたんですけど、やっぱり緊張するんですよ。そういう緊張感はひさびさだったし、すごく大切なもの。だから今は、年上の方とお芝居をして、その緊張感を刺激に変えることで、もっともっと成長していきたいです。
和田琢磨(わだ・たくま)
1986年1月4日生まれ。山形県出身。AB型。2009年、俳優デビュー。2011年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで手塚国光役を演じ、脚光を浴びる。主な出演作に、舞台『逆転裁判』シリーズ、舞台『ダイヤのA』TheLIVEシリーズ、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、ドラマ『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)、ドラマ『人生が楽しくなる幸せの法則』(日本テレビ系)など。5月17日、3rd写真集『Love,always』を発売する。

舞台情報

『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』
【東京公演】4月18日(木)〜4月30日(火・祝)@日本青年館ホール
【大阪公演】5月3日(金・祝)〜5月6日(月・祝)@森ノ宮ピロティホール
※全国62ヶ所の映画館でのライブビューイング決定!
https://psycho-pass-stage.com/

©舞台「サイコパス」製作委員会

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、和田琢磨さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2019年4月12日(金)12:00〜4月18日(木)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/4月19日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月19日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき4月22日(月)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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