『Sportskeeda』は30日、「現在のサッカー界で最も優れた左サイドバック、ベスト5」という記事を掲載した。

サッカーの戦術が急速に変化する中で、サイドバックは近年ますます重要な役割を与えられるようになっている。トップクラブでは攻撃でも守備でも大きなカギになる存在だ。

現在のサッカー界で最も優れている左サイドバックとは?

5位:アンディ・ロバートソン(リヴァプール)

2017年にハル・シティからバーゲン価格でリヴァプールに加入したロバートソンは、プレミアリーグ最高クラスのサイドバックになるポテンシャルを持っていた。

彼はリヴァプールの左サイドで一貫性あるパフォーマンスを見せており、リーグで最も安定したディフェンスを形成するために大きな貢献をしている存在だ。

ロバートソンは昨季のチャンピオンズリーグで重要な役割を果たし、終盤になるに従って成長を見せた。粘り強さと仕事率の高さは目を見張るものがあり、まだ25歳と若いことを忘れてしまいそうだ。

4位:アレックス・サンドロ(ユヴェントス)

最近はやや後退しているようにも見えなくはないが、それでもアレックス・サンドロは世界でもっとも優れた左サイドバックの一人だ。

FCポルトで素晴らしい3シーズンを過ごした後、ユヴェントスに移ってセリエAを連覇し続けている。そのなかで左サイドのポジションはほぼ彼のものだった。

残念ながらブラジル代表ではマルセロという存在がいるために14capしか獲得できていないものの、他の国であれば国際的なスター選手になっているだろう。

彼のスピードとエネルギーは、ユヴェントスの信じられないほど硬いディフェンスで重要な要素となっており、さらに攻撃でも脅威になれる。クロス面での優れた能力は、ウイングバックとしても効果的に働ける資質となっている。

3位:ジョルディ・アルバ(バルセロナ)

このリストの中でも最も一貫性がある選手だ。ジョルディ・アルバはバルセロナの左サイドバックを2012年から務めてきた。

その出場試合は300に近づいており、カンプ・ノウで素晴らしいバルセロナというチームの一員として戦うという貴重な成功の日々を楽しんでいる。

彼は国際的なブラいても高いレベルを維持しており、スペイン代表で67cap、カタルーニャ選抜で5capを持っている。身長には恵まれていないが、素晴らしいスピードとアスリート能力で相手を翻弄する。

その速度が攻守に渡って効果を表しており、オーバーラップと傑出したクロスでスアレスとメッシにゴールチャンスを提供する。

彼の運動能力は30歳になって低下しているかもしれないが、それでも左サイドバックとして世界最高クラスであることに疑いはない。

2位:マルセロ(レアル・マドリー)

おそらく過去10年間でサッカー界に最も大きな印象を残した左サイドバックだろう。2006年にサンティアゴ・ベルナベウにやってきて、公式戦450試合以上に出場してきた。

彼が攻撃において見せていた一貫性と安定性は、レアル・マドリーでの10年間において信じられないほどのものだった。

もちろんブラジル代表でもポジションを確保し、2006年から58試合に出場。アレックス・サンドロら多くのライバルがいるなかで、常にファーストチョイスになってきた。

サイドバックの位置から見せる強烈な攻撃能力は非常に有名だ。ボールを持ってからのプレーはファンタスティックであり、アスリート能力にも優れる。

今季はやや苦しいシーズンにはなっていたが、ジネディーヌ・ジダン監督の復帰によってその立場は大きく改善されるだろう。

1位:ダヴィド・アラバ(バイエルン・ミュンヘン)

バイエルン・ミュンヘンの左サイドバックであり、さらにオーストリア代表のエースでもあるアラバ。2009年にドイツへとやってきた彼は8シーズンに渡って重要な存在となっている。

まだ26歳でありながら、バイエルンでは300試合以上に出場しており、これからも長く中心的な存在になっていくだろう。

オーストリア代表ではサイドバックではなく中盤の役割を与えられており、それが彼のオールラウンドな能力を象徴している。

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主に左サイドバックを務めてはきたが、世界のサッカー界でも最もバーサタイルな選手のひとりでもある。スピードと運動能力では誰にも負けず、技術的な能力も高い。これからも数年間はトップに留まるであろう。