デジタル遺品整理の「マレリーク」が、1月24日より、デジタル生前整理ノート『編みノート』の無料配信を開始した。対象OSはWindowsのみ。遺族に伝えたい・伝えなければならない情報をまとめるとともに、見られたくないデータを死後に自動消去することができるソフトである。

「編みノート」は、タブという見出し機能を使って大切な方に「伝えたいこと」や「知っておいてほしいこと」を残したり、自分が死んでしまったあとに「知られたくないこと」を誰にも気づかれることなく自動的に抹消することができる、デジタルエンディングノートだ。

「削除したいデータ」と「残しておくデータ」を生前に分別し、“パソコンを何日間放置すると『編みノート』が起動するか”を設定しておく。すると設定した期限を過ぎてパソコンを起動したときにパスワードが求められ、このパスワードを3回間違えるか、「エンディングノートを見る」のボタンがクリックされた時にエンディングノートが再生されるという仕組みだ。

「残しておくデータ」は、例えば、預貯金や有価証券、不動産、契約中のキャリアやプロバイダ、公共料金や年金に関する情報、残されたペットのかかりつけ病院、遺品の形見分け、葬儀の形式やお墓に関する希望など。遺影に使ってほしい写真を登録しておき、必要になったらダウンロードしてもらえる仕組みもついている。

エンディングノート「編みノート」が閲覧されている間に、「削除したいデータ」は自動消去されるので「知られたくないこと」は永遠に守られることとなる。

また、同アプリには、実現していない旅行や読みたい本、挑戦してみたいスポーツのことといった、これからしたいことを具体的に書き出す「やりたいこと」タブも設けられており、人生の終盤において「やっておかなければいけないこと」や「これからやりたいと思うこと」を整理するためにも利用できるシステムとなっている。

株式会社ネオプライス
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2019/1/31