86分、ウズベキスタンは日本の右サイドから日本の守備陣の穴を探すようにボールを右に動かし、最後はDFのダブロン・ハシモフが強烈なシュートを放った。
トルクメニスタン戦で日本が浴びたような強烈なミドルがシュミット・ダニエルを襲う。シュミットは大きな体からは想像しにくい細かなステップを踏むと空を舞い、伸ばした右手がゴールの枠を捉えていたボールを弾きだした。
試合後、報道陣の前に現れたシュミットにはその場面の質問が飛んだ。
「乗れたというか、見栄えがよかったんで。ちょっとボールの出所が一瞬隠れたので一瞬焦ったんですが、球もあまり速くなかったので、しっかりステップ踏んで足を運んでセーブできたと思います」
そう振り返りながらも「これが自信になるというのは正直ない」と控えめに話す。試合出場は「前日からすごくワクワクしてた」と言いつつも、「反省する点もしっかりある」と厳しく振り返った。
シュミットが気にしたのは2点。「1失点目はポジショニングのミスでニアサイドを空けてしまった」「キャッチした後の配球で味方が苦しい状況になり得るところにボールを付けてしまって、相手のプレッシャーがかかりやすい状態をつくり出してしまうプレーがあった」ということだった。
さらに「手応えがそんなにない」と言う。「練習でシュートが止められない」「もっと止められるようになってみんなに認められるようになりたい」と反省の弁ばかりが口から出てくる。
しかし、確実に進歩は見せている。たとえば守備ラインへの指示は2018年11月のベネズエラ戦に比べると格段に増えた。「意識しました。そこはやれと言われてましたし」と遠慮気味という課題を克服しつつあった。
権田修一にイエローカードが1枚出ていて、東口順昭はまだ別メニュー。ウズベキスタン戦で経験を積めたことはシュミットにとっても、そして森保監督にとっても大きなプラス材料になったことは間違いない。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:佐野美樹/PICSPORT】
トルクメニスタン戦で日本が浴びたような強烈なミドルがシュミット・ダニエルを襲う。シュミットは大きな体からは想像しにくい細かなステップを踏むと空を舞い、伸ばした右手がゴールの枠を捉えていたボールを弾きだした。
試合後、報道陣の前に現れたシュミットにはその場面の質問が飛んだ。
「乗れたというか、見栄えがよかったんで。ちょっとボールの出所が一瞬隠れたので一瞬焦ったんですが、球もあまり速くなかったので、しっかりステップ踏んで足を運んでセーブできたと思います」
そう振り返りながらも「これが自信になるというのは正直ない」と控えめに話す。試合出場は「前日からすごくワクワクしてた」と言いつつも、「反省する点もしっかりある」と厳しく振り返った。
シュミットが気にしたのは2点。「1失点目はポジショニングのミスでニアサイドを空けてしまった」「キャッチした後の配球で味方が苦しい状況になり得るところにボールを付けてしまって、相手のプレッシャーがかかりやすい状態をつくり出してしまうプレーがあった」ということだった。
さらに「手応えがそんなにない」と言う。「練習でシュートが止められない」「もっと止められるようになってみんなに認められるようになりたい」と反省の弁ばかりが口から出てくる。
しかし、確実に進歩は見せている。たとえば守備ラインへの指示は2018年11月のベネズエラ戦に比べると格段に増えた。「意識しました。そこはやれと言われてましたし」と遠慮気味という課題を克服しつつあった。
権田修一にイエローカードが1枚出ていて、東口順昭はまだ別メニュー。ウズベキスタン戦で経験を積めたことはシュミットにとっても、そして森保監督にとっても大きなプラス材料になったことは間違いない。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社、撮影:佐野美樹/PICSPORT】