私、清葉アキ子は現在44歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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平成最後のクリスマス、アキ子は……?

平成最後のクリスマスが終わった。2018年はクリスマスイブを含んだ3連休ということで、人も街も、海外のクリスマス休暇さながらのクリスマスモード!仕事の打ち合わせ帰りに立ち寄った銀座の街は人にあふれ、歩行者天国はもちろん、どのデパートも人であふれかえっていた。

12月に入ってからは、年末まで気が抜けないほどの追い込み状態でフル稼働。その連休も連日仕事!せめてカフェでケーキだけでも食べてクリスマスっぽい雰囲気を味わおうとしたが、レストランもカフェも、カップルだらけなうえ行列必至……ということで、人気パティスリーのテイクアウトの行列に並び、小さなケーキを1つだけ買って、仕事をしながら一や人でいただいた。もちろんクリスマス当日も徹夜で仕事。私は彼氏がいるときもそうでないときも、だいたいこんな感じですごしている。

そういえば、いつからだろう?クリスマスはカップルですごさなくてはいけない……そんな風潮になったのは!クリスマスにひとりなのは恥ずかしい!と思う人が世の中にあふれ、会う相手がいないことを知られないよう、家でひっそり身を隠したり、あえて言い訳になるような用事をつくったり……という人も周りには多くいる。“クリぼっち”という言葉は、まるで罪人につけられた枷や烙印のように、独り身をとてつもない罪悪感に陥らせるだけでなく、孤独感をより一層、募らせる。日本という国ではクリスマス時期のシングルは、もはや罪人扱いだ!

そんな風潮のせいか、クリスマスの1か月前あたりから連休の1週間くらい前まで、相変わらず、鮭の遡上メッセージ(連絡をとっていた、もしくは付き合っていたのに急に向こうから連絡を断った男性から、「久しぶり〜」という連絡が来ること。まるで鮭が生まれた川から海を回って、また川に戻ってくるように!)が来ていた。彼らも、クリスマスに“罪人扱い”されたくない一心で、なんとかクリスマスを一緒にすごす相手を見つけ出そうと必死! 過去のやりとりから目ぼしい女性をピックアップしたのだろう。

そんな雰囲気に飲まれた一時的な“罪悪感逃れ”の感情に振り回されるなんて、まっぴら!“誰も相手がいない”シングルは、誰でもいいから一緒にすごす相手を探していると思ったら大間違いだわ!! 

彼氏がいたときも、クリスマスに絶対にカップルですごしたい!と思ったことはあまりなかったけれど、恋人でもない人とでもいいから誰かと一緒にすごしたい!などと思ったことは一度もない。

独身妙齢女子たちの嘆き

そんなしょうもない鮭たちを無視してクリスマスをやりすごし、年越しを目前に控えたころ、仕事仲間や友人など30代半ばから40代の妙齢独身女性たちから、ため息のような苦情がいくつもいくつも私のところに届いた。

嘆いているのは、こぞって、モテないわけじゃないけれどいまだ独身の女性たち。みな、女性の私から見ても、なぜ独身で残っているのか?と思うレベル。彼女たちは、誰でもいいからつき合いたいわけでも、誰でもいいから結婚したいわけでもない。高望みなわけでも、恋愛に興味がないわけでもない。本当に、自分が納得する相手を探しているし、もしそういう相手ではないなら1人でいる方がマシ!という考えから、いま独身という状況なだけなのだ。

そんな彼女らの嘆き……それは、「私たちって、めちゃくちゃなめられていない!?」って苦情!彼女らも、鮭の遡上を含む、身近な男性陣からのアプローチに大憤慨している。

シングルの妙齢女子にとって男性からのアプローチは、基本的にうれしいもの。かし、これが身近な男性陣となると、話は別!正直、「気持ちが悪い!!」。その真意、いかに!?

恋愛における「鮭の遡上」シーズンは年末年始も続く……。

元彼、音信不通になった彼氏未満、彼らの都合のいいメッセージは、妙齢女子をなめてる証拠!?〜その2〜に続きます。