いよいよきょう12月3日に、年末の風物詩の1つである「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンと年間大賞が発表される。

芸能、文化、スポーツ、政治、社会といったさまざまなジャンルから30語がノミネートされ、本番は有識者の審査員が選出するが、一般の人たちはどれが「流行した」と実感しているのか。マイナビニュース会員4,554人へのアンケート調査では、「そだねー」が1位に選ばれた。

マイナビニュース会員に聞いた「最も流行語大賞に近いと思う言葉」

「そだねー」は、平昌五輪のカーリング女子日本代表が競技中に発していた言葉で、2位にダブルスコアを付ける1,134票を獲得。自由記述で理由を聞くと、「日常会話で使いやすいので親しみやすいと思うから」(54歳女性)、「当時は毎日言ってしまっていました。今でもたまに言ってます」(52歳女性)という実用性の高さのほか、「マイナスのものよりあたたかくやわらかい前向きな言葉がいい」(43歳男性)、「せめてほっこりする言葉が大賞だといいなと思ったので」(42歳女性)と、明るい言葉を選んでほしいという願望も相次いだ。

2位の「(大迫)半端ないって」は、サッカーワールドカップで活躍した大迫勇也選手に対し、かつて高校サッカー選手権で対戦相手選手が発していたのが発掘された言葉。こちらにも、「1番あらゆるところで聞いたし、使用している人も多かった」(40歳女性)、「国民を喜ばせた、ポジティブな意味をもっているから」(49歳女性)と、実用性・肯定的言葉による支持理由が集中した。「そだねー」に投票にした人が、選択理由に「子供たちを含め流行が半端なかった」(65歳男性)と思わず使ってしまうことからも、いかに浸透しているかが伺える。

得票率を2ケタの乗せたのは、この2語まで。3位は、NHK『チコちゃんに叱られる!』のキャラクター・チコちゃん(木村祐一)の決めセリフ「ボーっと生きてんじゃねーよ!」が入り、「自分も生活の中で使っていて、嫌みがなくてチコちゃんがかわいいから」(51歳女性)といった意見が続出。4位も、カー娘たちによる「もぐもぐタイム」が選ばれ、5位には痛ましい事故から広まった「あおり運転」がランクインした。

なお、11月29日に発表された「Yahoo!検索大賞2018」の流行語部門賞は「大迫半端ないって」が受賞。「『現代用語の基礎知識』選 2018ユーキャン新語・流行語大賞」のトップテンと年間大賞は、12月3日17時に発表される。

●アンケート調査概要

・調査期間: 2018年11月8日〜29日

・有効回答数: 4,554人(マイナビニュース会員)

・調査方法: インターネットログイン式アンケート