今年11月1日に開業50周年を迎えた「東急プラザ蒲田」。これを記念し「東急プラザ蒲田開業50周年企画LOVE KAMATA PROJECT」の一環として多数のイベントが開催されている。

そのイベントの一つとして、ショートショート実行委員会は大田区蒲田を舞台としたショートフィルム「観覧車の下で会いましょう〜人生は観覧車のよう〜」を製作。11月3日、完成披露発表会が東急プラザ蒲田開業50周年記念セレモニー内にて行われた。

「観覧車の下で会いましょう〜人生は観覧車のよう〜」の企画制作は、国内外の映像作家と制作・プロデュースを行うFROGLOUDが手掛け、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が展開する短編小説プロジェクト「ブックショート」内に設置されたLOVE KAMATA AWARD大賞作品として選ばれた「観覧車の下で、会いましょう。」が原作となっている。

発表会には、熊澤尚人監督と出演した奈緒さん、工藤阿須加さんが登場。撮影時のエピソードなどを交えたトークショーが行われた。
熊澤監督は「ショートフィルムはお客さんに想像してもらえる部分が多くなるので、実は作り手としては意外に難しいもの。しかしその分気軽に観てもらえるのが魅力」と話した。奈緒さんは「本を読んだ時から好きになれたお話だったので、それが映像になったのが嬉しかった。優しく、柔らかいタッチに仕上がっているのがとても気に入った」とコメント。工藤さんは「演じた役が自分と歳が近いこともありすっと役に入り込めた。素直に素敵な作品を思えた」と感想を述べた。

 

映画の主題歌「八月の夢」を歌う福耳からスキマスイッチさんのビデオメッセージも上映。
「主題歌を担当させていただきとても光栄です。福耳も20周年ということで周年が重なりみんなで盛り上げていければ良いなと思います。蒲田にもまた遊びに行きたいです」とコメントを送った。

「観覧車の下で会いましょう〜人生は観覧車のよう〜」は11月5日から11月11日までテアトル蒲田にて無料上映される。またYouTube東急プラザチャンネルにて配信が開始された。

 
屋上かまたえんで目を引く観覧車。1968年に設置され「東急プラザ蒲田」が一時閉店した2014年までの45年間、地域の人々に愛され続けてきた。閉店の際には閉鎖の危機を迎えたが、存続を望む声が多く2014年のリニューアルでは、カラーリングを新たにして復活。都内で唯一現存する屋上観覧車でもあり、蒲田のランドマークとなっている。

 

観覧車や屋外ステージ、子供が安心して遊べる遊具などが充実した屋上かまたえん。”世界最小のマイクロEVキッチンカー”では地元蒲田の街とコラボしたフードメニューやビールなどが提供される。子供から大人まで楽しめ、ファミリーでゆったりと過ごせるのが魅力だ。
開業50周年を迎える東急プラザ蒲田。「これまでの50年」の感謝の気持ちを伝えるとともに、「これからの50年」も蒲田の街と人と共にあり続けたい、というメッセージを込め今後も様々な企画が予定されている。

東急プラザ蒲田HP:https://kamata.tokyu-plaza.com/kamataen/

「観覧車の下で会いましょう〜人生は観覧車のよう〜」本編