14日、クライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦で登板した巨人・菅野智之は、山田哲人やバレンティンを擁するヤクルト打線を相手にノーヒットノーランを成し遂げた。

すると15日放送、テレビ朝日「報道ステーション」では、野球解説者・川上憲伸氏が菅野の偉業にコメント。2002年にノーヒットノーランを達成している川上氏は自身の達成時と前日の菅野の違いを語った。

「ノーヒットノーラン経験者としていかがですか?」と訊かれた川上氏は、「本当にこのクライマックスでやるというのはすごいという事ですよね」と驚いた表情で切り出すと、最後まで攻めの投球を貫いた菅野の姿勢を絶賛した。

「一味どころか全然違うと思う」と菅野を称えた川上氏は、「特に終盤になってくるとノーヒットノーランをしているピッチャーっていうは丁寧になりすぎたりだとか、慎重に行きすぎて硬くなってくるんですけど大胆に球威で攻めてます」とその理由を説明。さらに8回を抑えた菅野が笑顔を見せたシーンに着目すると「余裕を感じますよね」と唸った。

その上で自身がノーヒットノーランを達成した試合を引き合いに出した川上氏は、「僕は心臓が止まりそうで呼吸も止まりそうな感じで何とかノーヒットノーランをしたという印象がありました」と振り返ると、この日の菅野について「12回いってもノーヒットノーランしているレベルだったと思います」などと語った。