森保一監督は12日のパナマ戦、16日のウルグアイ戦のテーマの一つに「融合」を掲げた。9月に活躍した選手から6人、ワールドカップに出場したメンバーを加え、どう機能するか試すはずだ。

11日の記者会見で監督はキャプテンを吉田麻也だと明かした。「融合」をどう実現するかと考えると、ワールドカップメンバーの隣に、代表出場経験の少ない選手を配置することが考えられる。

となると、前回と同じ4-3-3で臨むと仮定するならば、守備ラインのメンバーは、右から室屋成、吉田麻也、冨安健洋、長友佑都ということになる。では、吉田の前が遠藤航、冨安の前が柴崎岳ということになるだろう。

室屋の前の攻撃陣は、伊東純也か堂安律ということになるが、前回8分しか出場時間がなかった伊東を試すかもしれない。長友の前は中島翔哉か原口元気だが、長友と組んだ時間が短い中島をチョイスすることが、融合というコンセプトには当てはまる。

4-3-3の場合、トップ下を務めるのは必然的に南野拓実ということになるだろう。CFは、2列目の選手の経験の少なさを考えると、大迫勇也ではないか。

このとおりの起用だとすると、DFは4人、MFは4人、FWは2人がサブにまわる。いくつかのシステムを臨機応変に使用したいとする森保監督なら、第2戦はシステムを4-4-2に変えるという考えもあるかもしれない。

【森雅史/日本蹴球合同会社】