セブン銀行と、鉄道10社、および楽天Edyは13日、2018年10月15日より、全国2万4,000台以上のセブン銀行ATMで「Suica」などの「交通系電子マネー」と、「楽天Edy」へのチャージ(入金)および残高確認の取扱いを開始すると発表した。

【こちらも】北海道のイオングループ、電子マネー「WAON」で路線バスの決済サービス

 セブン銀行では、これまで、電子マネー「nanaco」のチャージや残高確認で使用していたATMの電子マネーリーダーを、「交通系電子マネー」と「楽天Edy」でも使用可能とする。新たにチャージが可能となる交通系電子マネーは、「Suica」(スイカ:JR東日本)のほか、「Kitaca」(キタカ:JR北海道)、「PASMO」(パスモ:パスモ)、「TOICA」(トイカ:JR東海)、「manaca」(マナカ:エムアイシーおよび名古屋交通開発機構)、「ICOCA」(イコカ:JR西日本)、「SUGOCA」(スゴカ:JR九州)、「nimoca」(ニモカ:JR西日本)、「はやかけん」(福岡市交通局)の9種。

 また、サービス開始日の10月15日からは、金額指定のチャージと明細表示も可能になる。金額指定チャージに関しては、おつりにも対応する。チャージ単位は1,000円単位となり、「交通系電子マネー」では2万円、「楽天Edy」では5万円の残高上限額以上の金額をチャージすることはできない。さらに「楽天Edy」のチャージ金額は1回あたり2万5,000円までとなる。

 また、セブン銀行ATM が設置されている施設の営業時間外は利用できない。

 セブン銀行ATMは、セブン-イレブン、イトーヨーカ堂を中心に設置されている。交通系電子マネーのチャージがこれまで駅などに限定されていることを考えると、コンビニエンスストアで気軽にチャージすることができるため、ユーザーの利便性はさらに高まる。これに交通系電子マネーが使用できる箇所が増えれば、さらに便利になりそうだ。