火曜日に行われたバスティアン・シュヴァインシュタイガーの送別試合。バイエルンのウリ・ヘーネス会長は 「シュヴァインシュタイガーに別れを告げるためにピッチに立った時、私はこれまでバイエルン・ミュンヘンが大切に培ってきたものを改めて実感することができたよ」とコメント。

 「人々はシュヴァインシュタイガーの貢献に対して、少しでも恩返しをしたいと考えていた」と述べ、「シュヴァインシュタイガーはその中で、まさに代表する選手の一人だよ」と賞賛の言葉を続けた。

 なお引退後のクラブへ復帰する可能性については、「特に彼がそのことについてプランを思い描いているようには感じないし、何か言葉を受けている訳でもない。おそらくはあと1年はまたプレーして、それからその後のことについて考えるのではないだろうか」と述べている。

 その一方でこの日の翌日には、ドイツ代表ヨアヒム・レーヴ監督が2ヶ月の沈黙を破りワールドカップの分析、そして新生ドイツ代表のメンバーを発表。それに先駆け、ヘーネス会長は大改革については否定的な見方を示しており、「いくつかの変更は行われることになるだろうが、しかし何よりも重要なことはチームが再びもっと取り組んで、もっと戦う気持ちをもってプレーするということ。決してロシアのことを再び繰り返さないようにね。」とコメント。

 ヘーネス会長にとっては特にメンタリティや試合に臨む姿勢が重要であるとみており、「十分に選手は残っているし、ロシアでみせたことは別として、特に別の戦いをする必要もないだろう」そして今回の代表メンバーでも、バイエルンから7選手が選出されており、だからこそ「バイエルン・ミュンヘンが再びいい状態にあってこそ、代表が再び良くなっていくと思っているし、我々はそのために取り組んでいくよ」と語った。