クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で、歴代のApple製品を模したクッションが注目を集めている。プロジェクト実行者は、過去にAppleに勤めていたこともあるというRoberto Hoyos氏。現在はプレミアム・ピローを専門とするぬいぐるみおもちゃ&エンターテイメントブランド「Throwboy」のCEOを務める人物だ。

「The Iconic Pillow Collection」と名づけられたクッション群は、以下5つのApple製品そっくりにデザインされているが、公式ページには「Apple」「iPhone」「iMac」といった名称は一切なく、ただただ偉大な製品たちをリスペクトした商品だ。

「1977 Pillow」
世界で初めて個人向けに量産されたパーソナルコンピュータ「Apple II」を模したクッション。後のMacintoshはもちろん、WindowsPCもこの一台がなければ生まれなかったに違いない。“枕”という商品の性質上、オールインワン筐体独特の形状とは少し違うが、アイボリーというより飴色と表現したいような郷愁を誘う筐体色に加え、“][”のように見えるロゴマークの一部も健在だ。

「1984 Pillow」
そして初代Macintosh。昔のデスクトップパソコンというとこの形をイメージする人が多いのではないだろうか。右下には今ではほとんど見ることもなくなったフロッピーディスクのスロットが配置されているのが感慨深い。

「1998 Pillow」
1998年版の“初代”はiMac G3。スティーブ・ジョブズがAppleに復帰した直後に発売されたパーソナルコンピュータで、半透明樹脂を使用したこのデザインパターンは一般消費者のみならず、アップル内部にも衝撃を与えたという。

「2001 Pillow」
次はiPod。スマートフォンの普及で昨今は利用者も激減してしまったが、カセット、CD、MDといった記録メディアを機器にカシャンとセットして音楽を聴いていたのが、MP3などのデジタルデータを転送するだけで、数百から数万曲という大量の音楽を一度に持ち歩けるようになったのはやはり画期的だった。昔持っていたという人も多いだろう。

「2007 Pillow」
最後はもちろんiPhone。今でも多くのファンを持つAppleのフラッグシップ商品だ。日本初上陸を果たしたのは「iPhone 3G」からなので、実際に目にした人は少ないだろうが“初代らしさ”はでているだろうか。

価格は1つ39ドル。日本への出荷では送料23ドルが加算される。

クラウドファンディング「Kickstarter」
URL:https://www.kickstarter.com/
2018/08/21