『サマーウォーズ』などの細田守が監督を務めた映画『バケモノの子』が、27日に「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送される。2015年7月11日の土曜日に457スクリーンで公開され、この土日2日間だけで見ても動員49万4,170人、興行収入6億6,703万5,100円をたたき出したスマッシュヒット作だ。

 この数字は細田監督が手がけた『バケモノの子』の前の作品『おおかみこどもの雨と雪』との興収比で182.7%という記録だった。最終興収は58億5,000万円に達し、2015年の邦画作品別興収では1位の『映画 妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン!』(最終興収:78億円)に次ぐ2位となった(文化通信社調べ)。

 声優陣も豪華で物語の軸となるバケモノ・熊徹の声を役所広司、熊徹に育てられる少年・九太の声を宮崎あおいが担当。染谷将太、広瀬すず、宮野真守、麻生久美子、黒木華、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋らが声優として参加していた。

 本作は人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドを舞台に、孤独な少年の九太とバケモノの熊徹の交流を描いたアニメーション作品。人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」、それぞれの場所で孤独だった少年とバケモノの出会いが、多くの人の感動を呼んだ。(編集部・海江田宗)