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家事や育児、介護などの分担をめぐって、家族間で言い争いが増えて、いつのまにか一緒にいて心地よい存在だったはずの家族が「つかれる存在」になってしまった……そんな話を聞くことがよくあります。
どうして自分の不満が家族に伝わらないの? どうしたら「つかれない家族」になれるの?
そんなふうに「つかれる家族」と「つかれない家族」を考察するこの連載。今回から数回に分けて、スウェーデン人と日本人の国際結婚ゲイカップルでもあり、子育て中でもある「2人パパ」家族を紹介します。

「男だから」「女だから」と叫ぶ人たち


「性差のない」家庭ではどうなのか


「男性パパ2人」の家庭では…


英国ロンドンへ、そして…


代理母出産を経て、子育て生活へ


「収入格差」で肩身が狭い…


「できるほうがやればいい」


男女の夫婦と、何も変わらない2人



「2人パパ」が息子くんとの散歩でよく通るという道からの風景。 最高の散歩コース!冬はこの湖がすべて凍り、スケートリンクになるそうです

実際、ゲイカップルでなくても、専業主夫だったり、家事育児をメインで担当する男性は増えています。そういう人たちの話を聞くにつけ、「男女のどちらが家事育児に向いているかなんて、誰にも決められないし、結局はただの個人差じゃない?」と思っていたのですが、2人の話を聞いて、その考えがさらに強まりました。

「性別こそが家庭内での役割を決めるんだ!」という人には「それこそが偏見と差別というものですよ」と伝えたいです。

無知は差別をつくる

最近、自民党の杉田水脈議員の「LGBTは子どもを作らないから生産性がない」という旨の発言が炎上していました。でも、今回の彼らのように子どもを作り、懸命に育てる同性カップルもいます。養子を育てる同性カップルもいます。何をもって「生産性」というのか、そもそも人間を「生産性」で語っていいのか、ぜひ考えてみてほしいと思うのです。

さて、2人が子どもを持つまでのいきさつについては今後も紹介していきますが、詳細に興味ある方はぜひ、みっつんさんのブログ「ふたりぱぱ」を読んでみてください。面白いですよ!

というわけで、今回のまとめ。

「男だから」「女だから」という押しつけにつかれた

たいていの場合、その決めつけに根拠はない。
振り回される必要なんかない。

さて、みなさんは、家事育児をめぐる「男だから」「女だから」という話についてはどういう意見を持っていますか? ぜひコメント欄で教えてください。

次回は、このカップルの具体的な家事育児分担について、次々回は代理母出産の詳細について紹介します。お楽しみに!