6月24日放送の『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系列)にて、お笑い芸人の有吉弘行が、とある美人ランキングを批判していた。

 話題にのぼったのは、アメリカの映画批評サイトが毎年発表する、「世界で最も美しい顔100人」ランキング。日本でもワイドショーなどで結果が報じられ、ランクインした日本人は誰なのかと盛り上がるトピックだ。

 この件について有吉は、「あのな……『人の顔に順位なんかつけるな、バカが』って思うよ」と話す。

「奴隷に値段つけてるような時代じゃねえんだぞ。人の顔に順位をつけて喜んで、どうかしてるよ。どれだけ(時代を)さかのぼってんの?」

 さらに、アメリカで約100年の歴史があるコンテスト「ミス・アメリカ」の運営団体が、水着とイブニングドレスでの審査を除外すると発表したことについて、

「水着審査をやめるって。顔が美しいかどうかは評価の基準には入らないんだって。知性的であるとか、優雅であるとかを基準にするって言ってるんだよ」

 こう言及しながら、美しい顔ランキングについても「そんなもん、やめろよ、本当に。人に順位つけたり、そんなことをしてるようじゃ世界は進んでいかない」と断言。

 しかし、正論を言って照れたのか、その後に「みんな平等、みんな同じ顔。個性ゼロ」と茶化し、後輩芸人から「みんな同じ顔ではないと思いますけど」とツッコミを受けていた。

 毒舌で再ブレイクを果たした有吉だが、ときにはこういった正論を語る一面があるのも、魅力のひとつなのだろう。