それから忘れてはいけないのは、原口の献身的な守備だろう。タッチライン際を幾度も上下動したあのエネルギーは、最後まで落ちなかったし、終盤のピンチの場面でも随分チームを助けていた。あとは、なんとか彼本来の持ち味である突破力をゲームの中で活かしてほしいね。
 
 次はともにグループのトップに立ったセネガルとの対戦となるけど、球際が本当に強いし、ポーランド戦を見る限り、スピードも相当なものだった。相手の隙を突いて奪った2点目のようなゴールには気を付けなければいけない。

 チームとしてこれから24日までの間に良いコンディションを作ってもらいたいし、コロンビア戦のような数的優位のラッキーもそうそう望めないわけだから、しっかりと対策を練って臨んでほしい。もちろん、西野監督も重々承知しているだろうけどね。

 確かにセネガルは強いけど、必要以上に相手を恐れることなく果敢に挑んでほしい。コロンビア戦の前半のように、どこか迷いながら戦っていては、セネガルの高い身体能力に呑み込まれ、後手に回るのは目に見えている。
 
 やはり裏のスペースや縦パスを入れるアグレッシブさを失わず、そして何より大事なフィニッシュの場面では、冷静さをもってゴールに沈めてほしいね。