「絶対やれたっしょ!」「いや、これ無理じゃね?」――。ドラマ『やれたかも委員会』(MBS・TBSほか)を見つつ、日本中の男たちが自分のダメっぷりを棚にあげ、恋愛評論家を気取って思案中である。いまさら何を言おうと「やれてない」事実は変わらないし、「やれたかも」しれない夜は返ってこない。それでも、ドラマの最後で佐藤二朗と山田孝之が「やれた」という札を掲げるとホッとする。なぜ人は「やれたかも」しれないあの夜をいつまでも抱え、胸を焦がすのか? ドラマさながらに、佐藤と山田に検証してもらおう。

撮影/川野結李歌 取材・文/黒豆直樹 制作/iD inc.
スタイリング/鬼塚美代子(Ange)【佐藤】、澤田石和寛【山田】
ヘアメイク/今野亜季(A.m Lab)【佐藤】、灯(ROOSTER)【山田】
衣装協力/ジャケット¥19,000(トミー ヒルフィガー/PVHジャパン tel.0120-266-416)【佐藤】