好きな女性のタイプは、冗談を一緒に楽しめる人

あるインタビューで「玄関先で三つ指をついて出迎えてくれる女性が好み」と言われていましたよね?
いや、そこには違う意味があって。というのも、今は女性が“三つ指をついて出迎える”なんて、時代劇か、それを真似たコメディ的な描写でしか見ないですよね? だから、僕が家に帰ったときに、相手が冗談でも三つ指をついて出迎えてくれたら面白いだろうなと思って。それを本気でやるのではなく、そういう面白さをわかってくれる女性がいいなと。
そういう意味だったんですね。
別に玄関先で三つ指をつかなくてもいいし、それがかくれんぼだっていいんです。たとえば、家に帰って「あれ? いないな」と思ったら、洋式トイレの便器の中にかくれているとか(笑)。現実的に不可能ですけど、そこに至るまでの努力というか、僕を笑わせようと思ってくれる気持ちがうれしいですよね。
まあ、便器の中から突然出てこられたら、完全にホラーですけどね(笑)。
でも、僕は笑える自信があります。だって、それも僕を楽しませるために頑張ってくれているわけですから。だから、そういう冗談を理解し合えて、一緒に笑えるような相手だったら最高ですね。
では、山田さん的に雫のような女の子をどう思いますか?
もうちょっと素直になってほしいと思いますね。友達としては仲良くなれるとは思うけど、もう少し心を開いてくれればいいなと思うかもしれません。とはいえ、人を好きになるときは、そんなことは関係なかったりするので、そこに大きな意味はないのかも。でも、雫のように完全にシャットアウトされてしまうと、近寄りがたいというのはあるかもしれませんね。
男子にモテすぎて逆に男嫌いになっている夏目あさ子(池田エライザ)はどうでしょう? それが原因で女子の友達がいないというのは、ある意味、空気を読んでいるようで読めていないのかなと。
いや、僕としては、夏目ちゃんはかなりいいですね(笑)。だって、自分は“モテ女子”と自覚しているのに、ほかの男性には見向きもしないんですから。選んだ相手には一途というか、ほかのどんな男の誘いにも揺るがないのはステキだと思います。とはいえ、「想像で恋愛はできない」ですから!
おっ! 「想像で恋愛はできない」と、名言をいただきました。
いや、そんなことを言われると、自分の発言が超恥ずかしい(笑)。でも、実際に相手と接してみないとわからないことはあるし、恋愛関係になって初めてわかることもありますからね。だから、さっきの「恋愛は想像ではできない」というのは、半分冗談で、半分本気です(笑)。

多くの作品に出演しても、観てもらえなければ意味がない

1年半ほど前、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』で、livedoorニュースのインタビューに初登場いただいた際、「カメレオン俳優と呼ばれるような俳優でありたい」とおっしゃっていました。その気持ちに変化は?
先ほど、デビュー前と今の考えがほとんど変わっていないというお話をしましたが、それは本当にそうで。だから、以前のインタビューで答えた「カメレオン俳優と呼ばれる俳優になりたい」という言葉にウソはないです。でも、自分の中では、そのときに一番伝わりやすい言葉を選んだだけで、ただ単に“カメレオン俳優”と呼ばれたいということではなく……。
というのは?
もちろん、「あの役も山田裕貴が演じていたんだ」とか、「山田裕貴は何人いるんだ」と言っていただけるのは本当にうれしいです。それこそ役者冥利に尽きますし、そう言っていただける役者でありたいとは思っています。でも、それは作品を観ていただくのが大前提で、観ていただいて初めて言っていただけることなので。
たしかに、映画もドラマも観てくれる人がいて、初めて成立するとも言いますね。
そうなんです。僕は昨年12作の映画に出演させていただいたんですけど、地元に帰ると「お前、何に出ているの?」という反応ですからね。知り合いですらそうなんだから、たぶん一般的には僕の存在を知らない人も多いんだろうなと。そういう意味では、自分がいくら演じても、観てくださる方がいなければ、役そのものが存在しないというか、いいも悪いも言ってもらえないですからね。
だからこそ、山田裕貴の知名度を上げることも必要だと?
まさにそうだと思います。まず僕のことを知ってもらう、それでいて好きになってもらう。「山田裕貴が出ているなら映画館に行こう」と思ってもらえるようにならなければ、どれだけ自分で頑張ったと言っても意味がないですからね。映画もドラマも観てもらってなんぼ。だからこそ、これからも全力で役として生きられるように邁進していこうと思います。
ちなみに、そんな山田さんの将来的な目標は?
具体的な目標は秘密です。『ONE PIECE』(集英社)のルフィじゃないけど、「海賊王になる」ぐらいデカいですよ(笑)。最後に「俺、よく頑張った」と思える人生が過ごせたらいいなと思っています。
山田裕貴(やまだ・ゆうき)
1990年9月18日生まれ。愛知県出身。O型。2011年に俳優デビュー。翌年、連作ドラマ『D×TOWN』(テレビ東京系)の一編『ボクらが恋愛できない理由』でドラマ初主演を果たす。2016年には『宮本武蔵(完全版)』で舞台初主演に抜擢され読売演劇大賞作品賞を受賞したほか、『HiGH&LOW』シリーズの出演でも注目を集めた。2017年にはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』のほか、『僕たちがやりました』(関西テレビ系)、映画では『あゝ、荒野』、『デメキン』などに出演。2018年は『ホリデイラブ』(テレビ朝日系)や、現在放送中のドラマ『特捜9』(テレビ朝日系)に出演。6月8日公開の映画『万引き家族』、7月6日公開の映画『虹色デイズ』、秋公開の主演映画『あの頃、君を追いかけた』が待機している。

出演作品

映画『となりの怪物くん』
2018年4月27日(金)より全国東宝系にて公開中
http://tona-kai.jp/

©2018映画「となりの怪物くん」製作委員会 ©ろびこ/講談社

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、山田裕貴さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
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受付期間
2018年5月2日(水)12:00〜5月8日(火)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/5月9日(水)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから5月9日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき5月12日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
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