求められたら応えたい。バラエティも取材対応も全力で挑む

竹内の飾らないストレートな物言いはとても魅力的だ。守りに入った優等生発言ではなく、“自分の言葉”を放つ――それゆえに、ネットニュースに取り上げられることもしばしば。サービス精神が旺盛で、求められることを瞬時に読み取るトークスキルは、どのようにして磨かれたのか。
注目度が上がるとともに、さまざまな場面でコメントを求められることが多いと思います。先日のTGC SPECIAL STAGEでの発言も、さっそくネットニュースになっていましたね。
あ、そうなんですか?
ファッションのこだわりを聞かれて「家ではほぼ服を着ません。パンツだけです」と。
単純に「シンプルな格好が好き」って言っても、面白くないじゃないですか(笑)。家で服を着ていないのはホントなので、だったらそう答えようと。
話題になりそうなコメントを瞬時に出せるのがスゴいなと。
うーん……あらかじめ考えてても上手く言えないので、その場で考えて答えてるんですけど。自分のことで、みなさんに楽しんでもらえるようなことを、とはいつも思ってます。せっかくコメントを求められているのに、普通に流れていってしまうことを言うのは、もったいないなって。
その意識は、このお仕事を始めてからずっとあるものですか?
うーん、どうでしょう。でも僕、テレビが好きなので。バラエティとかを見ていて「あ、この人スゴいな、面白いな」って思うから、自分もがんばらないといけないですし。
役者さんの中には、芝居を見てくれればそれでいい、バラエティやインタビューでは自分のことを話したくない、という方もいらっしゃいますが。
いろんな方がいらっしゃいますから。僕は、「役者だからこれはしない」みたいな考えはないので。バラエティも難しいけど好きですし。楽しんでもらえたら、それが一番いいと思ってます。
きょう、こうしてお話させていただいていて、そのお気持ちは伝わってきます。竹内さんほど忙しい方なのに、適当に流そうとせず、しっかり向き合って話をしてくださるのはありがたいです。
せっかく出していただけるんだから、当然です。いくら作品が面白くても、見てもらえないと意味がない。僕のことを「面白いな、この人が出る作品も見てみたいな」と思っていただけたらうれしいです。
最終的に作品を見てもらうことにつながるんですね。
そうですね。このドラマが終わったら『センセイ君主』という映画がありますから。
ちゃんと次の宣伝も入れておく、と(笑)。
4〜6月は『ブラックペアン』、夏は『センセイ君主』です。よろしくお願いします!(笑)

「毎日が楽しい!」苦労を苦労と思わない生き方

2013年に女性誌『mina』(主婦の友社)初の男性専属モデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入り。翌年、『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で主役をつかんだ。「ヒーロー役への憧れ」を現実のものにし、若手俳優トップの座に躍り出た――とはいえ、人気の浮き沈みが激しい芸能界。自らの将来に不安を感じる瞬間はないのか。
デビュー5年目にして、ドラマ、映画、CMに引っ張りだこになるほど人気者に。ここまでを振り返ってみていかがですか? 「長かったなぁ」とか、「順調に見えて、じつはこんな苦労が……」とか。
苦労か……(笑)。もちろん、演技が上手くできなくて「あー…」っていうときもありますけど、毎日充実しているので、自分の中で「苦労したな」っていうことは、ないですね。
もともと、プロのサッカー選手になれなかったことが挫折だった、と伺いましたが。
そうですね。そこで1個、夢を諦めたっていうのは、自分の中で1回負けてるということ。今のお仕事はその次のステージで新しくやっていることなので、「苦労してる」とか言ってる場合じゃないっていうか。「苦労してんな……」とか、そんなこと、思ってても仕方ないですから(笑)。

結局は自分がどうなりたいか。「自分はこうなるんだ」って決めて、そこに向かって「絶対達成する」って思ってないと。
「達成したいこと」というのは?
たとえば、毎日の現場でも「このシーンを良くしたい」とか。自分が思っている以上にできて、監督のOKが出たらうれしいですし。完璧に100%達成するっていう撮影の現場はないから、「次、もうちょっと」って思うんです。あとは「ドラマをヒットさせたい」とか「マーベルの作品に出たい」とかもそうですし。
マーベルのヒーローというと、アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jrはチャリティを支援していたり、キャプテンアメリカを演じるクリス・エヴァンスは小児科を訪問したり、現実の世界でもヒーローですよね。竹内さんも、正義感は強いほうですか?
強いほうだと思います。自分なりの、ですけど。たとえば、人の気持ちを考えられないのは良くないなって。自分のことしか考えられないっていうのは、僕の中では正義ではないんです。
普段から、ヒーローでいるように心がけていることはありますか?
たとえばですが、街中で声をかけてもらったら、時間がないときでも握手するとか。きちんと目を見て話をしたいなっていうのはありますね。

失敗するのは「成功」のため。いいイメージを引き寄せる

順風満帆に活躍されている今だからこそ、この先の将来について、不安になったりすることはないですか?
ないですね。不安なことを考え始めたら不安になっていくと思うんですけど、「仕事がなくなったらどうしよう」とか、考えても意味がないと思ってます。
それはどういうふうに気持ちを切り替えているんでしょう?
次に何をやりたいか、何を達成したいかっていうことを考えてるほうが、毎日が楽しいので。英語を勉強してマーベルのヒーロー映画に出たいですし、日本でも、マーベルみたいにアクションがあったり夢を持てるような作品に出たいですし。そういうことばっかり考えてます。

ネガティブなことを考えだすと、そればっかりになっちゃうので、現実も引きずられちゃうんですよ。だから常にいいことを考えて、いいイメージをして、そこに向かってがんばっていく。失敗なんて、誰でもするので。「失敗するかも……」なんてビクビクしていても、そこで差が開いちゃうと思うんです。
失敗を気にしても仕方がない、と。
そうですね。成功するために失敗するんですから。「失敗したくないから、どうしよう!?」では、ないんじゃないかなって。
おっしゃるとおりだと思います。勉強になります。
考え方が単純なだけです。マネージャーさんとかにもたまに、「無駄にポジティブ」って言われますから(笑)。
(マネージャーさんに)普段から、ネガティブな相談を受けたりすることはないですか?
(マネージャーさん) 基本的に、ないですね(笑)。
会社員として働いてるお友だちがいると思うんですが、彼らを見ていて、就職したらその会社で一生働ける、みたいな“安定”をうらやましく思ったりしません?
その人の目指してるものによりますけど、僕はこの仕事が好きなので。やってみたら、すごく楽しかったんですよね。やりがいがありますし。
竹内さんのお仕事というと、ドラマや映画、CMなど多岐にわたりますが、とくに「楽しい」と思うのは、どんな瞬間でしょう?
いっぱいあります。現場で演技している瞬間も、オンエア後に反響を知った瞬間も、イベントとかで、会場の方と一緒に盛り上がる瞬間も、全部楽しいですよ。CMの撮影も、短い時間の中での芝居は難しいですけど、できあがったのがテレビでいっぱい流れてたらうれしいし、「見たよ」って友だちに連絡をもらえたらうれしいです。
では、どんなに大変でも、芸能界のお仕事を辞めたいとは……?
まったく思わないですね。いろんな方にお会いできて、いい刺激をもらえますし。

僕は、自分の出演部分が終わったからおしまい、じゃなくて、作品を見ていただいて、さらにリアクションがあって初めて、1個終わった感じがするんです。ファンの方のリアクションが、僕のモチベーションにつながります。継続して、もっともっとたくさんの方に楽しんでいただけたらなと思ってます。
竹内涼真(たけうち・りょうま)
1993年4月26日生まれ、東京都出身。A型。2013年に女性誌『mina』(主婦の友社)初の男性専属モデルオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入り。翌年にドラマ『仮面ライダードライブ』(テレビ朝日系)で初主演を果たす。2017年は映画『帝一の國』、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』、ドラマ『過保護のカホコ』(日本テレビ系)、『陸王』(TBS系)などの話題作に出演。初主演映画『センセイ君主』は2018年8月1日公開予定。

出演作品

TBS日曜劇場「ブラックぺアン」
4月22日スタート 初回25分拡大スペシャル
毎週日曜よる9時
http://www.tbs.co.jp/blackpean_tbs/

サイン入りポラプレゼント

今回インタビューをさせていただいた、竹内涼真さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。

応募方法
ライブドアニュースのTwitterアカウント(@livedoornews)をフォロー&以下のツイートをRT
受付期間
2018年4月20日(金)12:00〜4月26日(木)12:00
当選者確定フロー
  • 当選者発表日/4月27日(金)
  • 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
  • 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから4月27日(金)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき5月1日(火)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
キャンペーン規約
  • 複数回応募されても当選確率は上がりません。
  • 賞品発送先は日本国内のみです。
  • 応募にかかる通信料・通話料などはお客様のご負担となります。
  • 応募内容、方法に虚偽の記載がある場合や、当方が不正と判断した場合、応募資格を取り消します。
  • 当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることができません。
  • 賞品の指定はできません。
  • 賞品の不具合・破損に関する責任は一切負いかねます。
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