季節は3月。北海道に春が来るのも、あと少し……! 春になるとヒトは服装を変えるように、冬の間、雪に隠れられるよう毛の色を変えたり、脂肪を蓄えふさふさの冬毛を生やしたりしていた動物たちも、夏仕様の毛や体に変わっていきます。

旭山動物園/夏のホッキョクギツネ(撮影時期は9月)/(C)旭川市旭山動物園

一方、“季節の衣替え”とは別に、成長により見た目が日に日に変わっている動物もいます。

それは、キングペンギンのヒナです! 昨年2017年7月にふ化したこのヒナ、まるでキウイフルーツのような茶色い羽毛に覆われていましたが、その羽毛がどんどん抜けているそうで、どれがヒナだったか分からなくなるのも時間の問題ですよ! 

また、見た目が変わる動物には、“ツノ”が抜け落ちるエゾシカやトナカイもいます。エゾシカはオスにしかツノが生えませんが、トナカイはシカの仲間で唯一、オス・メスともにツノがあります。

ただし、オスのほうが一足早くツノが抜け落ち、メスのツノが抜けるのはその後。2018年3/4時点でまだメスのツノは残っていますが、昨年2017年は3月下旬に抜け落ちたそう。もちろんその年によって時期は変動するので、今年いつ抜けるかは分かりませんが……。

ちなみに、エゾシカのオスのツノは春になると抜け、初夏からまた生え始めます。冬場は灰褐色だった毛も、徐々に鹿の子模様へ変化。今の姿を目に焼き付けておくと、夏期開園後の見学がずっと面白くなると思いますよ!

※写真提供:旭川市旭山動物園

旭川市旭山動物園 ■開園期間:冬期開園11月11日(土)〜2018年4月8日(日)※12月30日(土)〜2018年1月1日(祝)は休園 ■時間:冬期開園10:30〜15:30※入園は〜15:00 ■住所:旭川市東旭川町倉沼 ■電話:0166・36・1104 ■料金:大人820円、中学生以下無料(北海道ウォーカー)