ファーギー(Fergie) photo : Getty Images

現地時間2月18日(日)に行われたNBAのオールスターゲームで国歌を披露、酷評されているファーギー。先輩のマライア・キャリーがエールを送っている。

事件が起きたのは試合前の国歌斉唱。マイクの前に現れたファーギーは、ジャズ風にアレンジされた国歌を披露。でもムーディな曲調と、ちょっと音程を外した気だるい歌声はどう聞いても場違い。観客も選手も鎮まり返り、SNSには批判の声が大量浮上! 「史上最悪の国歌」「聞いてしまったショックから立ち直れない」「酔っ払った友達のママがセクシーに振舞おうと頑張っているように見える」という厳しい意見まで……。

 

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この騒ぎにファーギーは翌日声明を発表。「国歌斉唱はいつでも私にとって名誉なことで、誇りに思っています。昨晩はNBAのために何か特別なことをしたいと思ったのです」とコメント。さらに「私はアーティストとしてリスクを取ることを恐れません。でも明らかに私の国歌は音程を外していました。私はこの国を愛しているし、ベストを尽くしました」。ジャズ風のアレンジ以前に、ずばり失敗だったということのよう……。

マライア・キャリー(Mariah Carey) photo : Getty Images

でも強力な味方が登場! それはマライア・キャリー。エンタメサイト「TMZ」に「ダーリン、そんな意見を聞く必要はないわよ」とコメント、エールを送ったそう。

2016年から2017年の年越しライブでは口パク状態で歌い、大失敗に終わったこともあるマライア。そのときは機材の故障がトラブルの原因でプロダクション側にはめられたと主張、最後まで謝らなかった。その後複数の証言により音響機器の事故があったことが判明し、翌年2017年から2018年の年越しライブにも出演、リベンジを果たした。そんなたくましいマライアからすると、翌日すぐに謝罪してしまったファーギーはまだまだひよっこに見えたはず。どちらがいいのかはさておき、真のディーバに上り詰めるにはこの打たれ強さが必要なのかも……。

text: Yoko Nagasaka