チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦チェルシー対バルセロナのファーストレグが20日に行われ、1−1の引き分けに終わった。スペインのラジオ局『カデナ・コーペ』で伝えられた試合後のチェルシーのベルギー代表GKティボー・クルトワのコメントを、同日付のスペイン紙『アス』が取り上げている。

 以前からレアル・マドリードへの移籍の噂が絶えないクルトワは、自身の将来についての質問に対して、「ハッキリしたことはわからない」と発言。「『僕の心はマドリードにある』という僕の発言は誤って解釈されていた。しかしながら、僕の2人の息子はマドリードにいるし、この状況が受け入れ易いものでないのも確かだ」と苦悩を吐露した。

 その一方でクルトワは、「チェルシーとの現行の契約は1年残っているし、ここでのプレーに幸せは感じている。僕たちは契約更新に向けて交渉しているんだ」と明言。「ここに来た最初の日から、チェルシーは僕を信頼してくれているし、そのことが忘れ去られることはない」と、チェルシーとの強固な信頼関係の存在を示している。

 また、今回のバルセロナとの試合結果については、「イライラしていると言えば、そうかもしれない。僕たちには勝てる可能性があったのだからね」と発言。「守備面のミスがゴールに繋がってしまった。最大の危険は僕ら自身にあったと言えるよ」と語り、チームのミスからの失点を後悔した。

 来月開催されるセカンドレグに向けては、「カンプ・ノウが難しいスタジアムであることはわかっているが、メッシをゴールから遠ざけるような良い守備をし、良い試合をすることが重要だ」と語っていた。

(記事/Footmedia)