俳優人生を重ね、どんどん深まる芝居の楽しさ
- 舞台だけでなく、ドラマでは主演の時代劇『立花登青春手控え』(NHK)がシーズン2が放送される人気作になり、映画でもシリーズを通じて出演してきた『祈りの幕が下りる時』が公開されるなど、幅広く活躍されています。10代でデビューして、11年の中での自身の成長や変化をどのように感じていらっしゃいますか?
- やっぱり、最初の頃はお芝居の楽しさも苦しさも感じる余裕もない中で、それでも大きなプロジェクトの大事な部分をいきなり任せていただいて…。本当にお芝居が好きなのか? 楽しいのか? なんてわからないままにそこにいて、そのまま過ぎていった時間が5年くらいはありましたね。
- 第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、この世界に飛び込んで、次々と主演を任されて…。
- サッカーでも野球でも、まったく経験のない素人がいきなり、プロの試合に混ざっても何もできないし楽しくないですよね?(苦笑) そんな中で、蜷川さんの作品や稽古を見せていただいたら、鋼太郎さん、(市川)猿之助さんといった方々が、楽しそうに台本と全然違うことをしていて(笑)。
- 大人たちが蜷川さんを前に好きなことをして楽しんでいたんですね(笑)。
- それがまたすごく面白いんです。あぁ、演技ってこんなに自由なんだ! って。もちろん、蜷川さんも違うと思ったら止めるんですけど、役者がチャレンジしようとすることを決して否定しない。たったひと言のセリフでも、こんなにいろんな言い方があっていいんだって。
- 芝居に対する考え方が変わった?
- もちろん、そうするには技量が必要なんですけど。でも、いまでも思うのは、幕が開けたら芝居ってそこで起きたことが正解であり、すべてなんですよね。そのライブ感が面白いなって思えて、どんどんお芝居が好きになりました。
- 10代から20代、そして20代も後半に差しかかり、少しずつ役柄や求められるもの、立場も変わってきたかと思います。
- そうですね。でも立場に関しては、僕が言うのもなんですけど、俳優という仕事は役職や昇進があるわけではないので、やっていることは誰でも同じなんですよね。台本を読んで、役を作り上げ、お芝居する。どんなベテランの方でも新人でも、板の上に立ったら同じなんだって思いでいます。
- なるほど。
- ただ、スタッフさんにせよ共演者にせよ、自分より年下の若い人が増えてきたのは事実ですね。そこに関しては、僕自身がこれまでいい先輩に恵まれてきたと思うので、自分もそうありたい。先輩にしてもらったことを自分もできたらという気持ちはあります。
「溝端じゃなきゃできない」という役と巡り合いたい
- 先ほどから“先輩”という言葉をたびたび口にされていますが、“後輩力”とでも呼ぶべき天性の魅力が溝端さんには備わってるんじゃないかと思います。藤原さん、吉田さん、映画『新参者』シリーズの阿部 寛さんなど、一緒にいる先輩からかわいがられつつ、いろんなものを吸収していく天賦の才能があるんじゃないかと。
- 阿部さんには会うたびに「(低い声で)溝端ぁ〜」ってイジられます(笑)。すごく恵まれているなって自分でも思いますね。ただ、こう見えて好き嫌いがハッキリしているタイプなので、苦手な先輩もいないわけじゃないですし(笑)、逆に僕自身、必ずしも“いい後輩”ではないと思いますよ。
- そうなんですか? それこそ“好青年”というのが溝端さんに対するパブリックイメージの最大公約数じゃないかと…。
- いやぁ、どうでしょう…?(笑) そんな好青年らしい中身はあまりないと思いますけどね。まあ、でもウソは言わないタイプですね。さっきも言いましたがハッキリしてるので。
- 従順に笑顔ですべて受け止めて…というタイプでは決してなく?
- むしろ、めんどくさいタイプですよ(笑)。何事も白黒ハッキリつけなきゃ気が済まない。え? そこ、なんで穏便に済ますことができないの? それハッキリさせちゃう? って(笑)。そろそろ、いい歳なんで周りに迷惑をかけるのもいいかげんにしないと…。
- 来年で29歳。いよいよ30代が見えてきましたね。いま、30代に向けて何かビジョンや目標などはお持ちですか?
- やっぱり舞台かな? 舞台に立っているときの「生きてる」って感じがたまらなく好きなんです。ひとつの作品、役柄を深く掘り下げることができるところも贅沢だし、その時間が自信にもなっています。そこで経験を積んで、その先でどうなりたいか――? 「この役は溝端じゃなきゃ」という役と巡り合いたいですね。
- 「溝端淳平といえばこれ!」と言える役柄との出会いですね。
- 自分に本当はどんな役が合っているのか? 自分はどういう人間なのか? まだまだわかっていないし、いまはまだサナギだと思ってます。ここから、どんな男になって、どんな30代を送るのか? 不安もあるし楽しみでもあります。サナギがかえったらどうなるのか? 想像がつかないです。
- 仕事以外の素顔についてもおうかがいしたいのですが、失礼ながら溝端さんが普段、どんなプライベートの時間を過ごしているのか? そこも想像がつきません。
- そうですか?(笑) わりと自分で飯を作ったりもしてるし、オフの日になると銭湯に行ったり、ジムに通ったり…けっこう地味ですよ。
- 仕事以外で「これが一番の楽しみ!」と言える時間は?
- やっぱり、仲のいい友人や先輩と飲みに行くことが一番楽しいですかね? いろんな話をしながら飲んでます!
- 溝端淳平(みぞばた・じゅんぺい)
- 1989年6月14日生まれ。和歌山県出身。A型。2006年、第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し芸能界入り。2007年にドラマ『生徒諸君!』(テレビ朝日系)で俳優デビュー。その後も『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』、『BOSS』(ともにフジテレビ系)などの話題作に出演。実写版ドラマ『名探偵コナン』(読売テレビ系)では工藤新一役を演じる。舞台出演作に『NECK』、『るつぼ』、『管理人』など。映画では『DIVE!!』、『赤い糸』、『君が踊る、夏』、『高校デビュー』などに主演。ドラマ、映画と続く『新参者』シリーズの完結編となる映画『祈りの幕が下りる時』が公開中。
出演作品
サイン入りポラプレゼント
今回インタビューをさせていただいた、溝端淳平さんのサイン入りポラを抽選で3名様にプレゼント。ご希望の方は、下記の項目をご確認いただいたうえ、奮ってご応募ください。
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— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年2月5日
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- 2018年2月5日(月)12:00〜2月11日(日)12:00
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- 当選者発表方法/応募受付終了後、厳正なる抽選を行い、個人情報の安全な受け渡しのため、運営スタッフから個別にご連絡をさせていただく形で発表とさせていただきます。
- 当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから2月13日(火)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただき2月16日(金)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。
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