朝食を食べると下痢をしてしまう…という人は少なくありません。特にもとからお腹が弱い人や、朝から牛乳やカレーなどを食べて腸に刺激を与えてしまうと、朝食後に下痢をしてしまうことは多くなります。この記事では、朝食後の下痢の原因について見ていきましょう。

原因1.過敏性腸症候群になっている

過敏性腸症候群とは、ストレスや生活習慣の乱れでお腹の調子が悪くなってしまうことを言います。ストレスによって腸が荒れてしまい、便秘をしたり、排便時に激しい腹痛に見舞われるような症状が特徴的。詳しい原因や治療法はこちらでチェックしてくださいね。過敏性腸症候群になっていると、食事をしただけで胃腸に刺激が加わるため、腸のぜん動運動が過敏に働いて下痢をしてしまうのです。朝食後の下痢と一緒に過敏性腸症候群の症状もないかチェックしてみましょう。

原因2.朝は排泄の時間である

人の身体には体内時計があります。消化活動も体内時計に伴って働いていて、朝は排泄の時間、消化や吸収は昼・夜の時間帯に行われているものです。そのため朝の時間に何か食事をしても、それを消化・吸収するよりは排泄をしてしまうのです。お腹の強い人であれば朝食を食べても難なく消化してしまえるでしょうが、お腹が弱い人だと食べた物が消化不良になってしまい、下痢をしてしまうというわけです。

原因3.下痢をするような食事内容

食事の内容によっては、すぐに消化することができずに消化不良を起こし、下痢をしてしまう可能性があります。例えば牛乳やチーズのような乳製品、刺激物を含んでいるカレーや唐辛子、カフェインなど…。過敏性腸症候群を患っている人などは、腸に刺激が加わることで消化不良を起こし、下痢をしてしまいます。朝食にはなるべく、刺激の加わらない野菜や果物類を選ぶと良いですね。

原因4.起きてすぐに食事をしている

起床からさほど時間を空けずに食事をしている…ということはありませんか?起きたばかりの状態だと、胃腸がまだ休んでいる状態ですから上手く活動できません。もしもその状態で食物を入れてしまうと、胃腸に負担がかかって消化不良を起こしてしまいます。起床から朝食までは、なるべく時間を空けましょう。1時間くらいの余裕は欲しいところです。また、寝起きに白湯を飲むと胃腸の活発を穏やかに促すことができますよ。


writer:さじや