渡辺直美の主演ドラマ「カンナさーん!」(TBS系)が振るわない。

「初回は12.0%、第2話はそれを上回る12.6%。第3話も10.1%と好調だったのですが、8月8日オンエアの第4話で初めて9.3%とひとケタに陥落。第5話は10.2%と持ち直しましたが、第6話では 9.7%とまた逆戻り。8月29日放送の第7話は9.2%と、これまでの最低視聴率を記録してしまいました」(芸能ライター)

 渡辺といえばインスタグラムのフォロワー数日本一を誇る超人気お笑いタレント。今作はその彼女のゴールデンの連ドラ初主演とあってオンエア前から話題性も十分だった。また、初回放送後はシングルマザーを演じる渡辺が意外とハマリ役で、演技も「自然体」と好評だったのだ。それを考えると、この視聴率低迷は別の原因を求めたくなってしまう。

 理由として考えられることはさまざまあるが、前出・芸能ライターはこう分析する。

「直接的な原因かどうかわかりませんが、出演している斉藤由貴のスキャンダルも尾を引いているように思います」

 8月3日、「週刊文春」に50代の開業医男性との手つなぎ不貞をスクープされた斉藤は、その日の夜に釈明会見を開いて医師との関係や、激写された日のことについて説明。だがこの弁明が、彼女らしかったと称賛する声もある一方、核心を言わないその姿勢に反発が拡大したというのだ。

「さらに医師と手をつないだ理由は、当初、映画館の階段で転びそうになったためと弁明してましたが、後日『文春』がアップした動画では斉藤はしっかりとした足取りで一人で階段を降り、後ろからついてきた医師に自分から手を差し出している姿が確認できます。これで彼女の言い訳は完全に『黒』であることが明らかになりました。そのうえ、9月5日発売の『FLASH』では、医師と『濃厚なキスをしている』写真まで公開されたんです」(前出・芸能ライター)

 つまり斉藤のイメージは、2度の不貞をしてきた過去も手伝って、地に落ちたわけだが、輪をかけてこの作品での斉藤の役柄もまたタイミングが悪かったという。

「斉藤の役は、不貞した息子をかばい、元嫁に皮肉を言うという母親役を演じています。その姿がスキャンダル発覚後、斉藤本人とダブって見え、『だんだん斉藤由貴のことを嫌いになっていく』といった声がSNS上に殺到しました」(前出・芸能ライター)

 今後このドラマの数字が上向くことはあるか。いずれにせよ、俳優は私生活でやましいことがある時こそ、演じる役を慎重に選んだほうが良さそうである。

(魚住新司)