8月17日、テレビ朝日の人気番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が10月の改編期で終了となることが発表された。

 現在、テレビ朝日から番組終了の理由は発表されていないが「ネタ切れ」「視聴率低下」など様々な噂が囁かれている。確かに『しくじり先生』は過去に失敗した芸能人に1時間の講義をさせるため事前準備はタレントも含めて膨大な時間を要すため制作スケジュールが圧迫していた可能性が高い。また「視聴率」の面については具体的な数字は明らかになっていないが『しくじり先生』は今年4月の月曜20時から日曜22時への時間移動後、視聴率は大幅に下がったとも噂されている。

 そのほか非常に眉唾的な噂ではあるが一部では今回の『しくじり先生』打ち切りは「オリエンタルラジオの中田敦彦を徹底的に干すため」との噂も出ている。

 オリラジの中田は『しくじり先生』では「中田塾」という不定期コーナーを持っている準レギュラー。知識豊富な中田がわかりやすく講義する「中田塾」は開始直後から高い人気を博しており単独でスペシャル番組化したほか今年8月には「一般公開授業」という名目で江戸時代の偉人・伊能忠敬のしくじりについて講義した。

 「インテリ芸人」として順調なはずの中田だが今年6月には吉本芸人としてはタブーであるはずの「松本人志批判」を行い吉本興業のトップから睨まれるという事件が発生。中田は現在も吉本幹部からの「謝罪」を要求されているが当の中田は「どこ吹く風」で忠告を無視し続けているという。

 そのため吉本の幹部が「制裁」として中田の本領が発揮できる『しくじり先生』をまず打ち切るようテレ朝へ要請。足元から崩す作戦に転じたのではないかとの噂が囁かれているという。

 もっともこの噂が本当だとしたら、同じ吉本所属の芸人で『しくじり先生』レギュラーの平成ノブシコブシの吉村崇はいいとばっちりであり、中田の吉本社内での立場はますます孤立する可能性が高いと思われる。

(文:玉川談洲楼)