チャールズ皇太子との離婚を経て、フランスで事故死したダイアナ妃(享年36)。その悲劇から間もなく20年が経過するとあって、妃の人柄、生き様、愛や人生に再び注目が集まっている。今回は米メディア『Us Weekly』電子版がまとめた妃の意外な事実をもとに、こちらで調べた情報も付加してご紹介したい。

■子供時代の学び方
上流階級の子どもには決して珍しい話ではないというが、ダイアナ妃は通常の学校に通うことはせず9歳まで自宅に家庭教師を招き勉強をした。その後は普通の学校に入り学習したが、勉強の面ではあまり優秀な生徒だったという話はない。

■ダイアナ妃の指輪
カスタムメイドの豪華な指輪を婚約指輪に選ぶ王室メンバーが多いが、ダイアナ妃が参考にしたのはGarrard(ガラード)のジュエリーカタログである。そこで見たサファイアの指輪を気に入ったダイアナ妃は、「これにする」と決定。現在、息子ウィリアム王子の妻キャサリン妃の指に輝くのはダイアナ妃が選んだこの指輪だ。

■チャールズ皇太子と先にデートしたのは、ダイアナ妃の姉だった
ダイアナ妃の姉セーラさんは、ダイアナ妃と皇太子が出会う前に皇太子とデートしたことがあるという。しかしその後、セーラさんは『愛情を感じていない相手との結婚はない』と述べ、皇太子は傷つき彼女から離れたと伝えられた。

■ダイアナ妃のウェディングドレス
妃が着用したウェディングドレスはトレーン丈が非常に長く、約7.6メートルもの長さだったとのこと。これはロイヤルウェディング史上最長だったといい、美しいドレスデザイン、おとぎ話から飛び出してきたかのような“妃の麗しさ”と同じほど話題になった。キャサリン妃のドレスも美しいものであったが、こちらのトレーンは3メートル足らずだったと言われている。

■チャリティで集めた大金
「エイズと乳がんのチャリティ団体のため、資金を集めたい!」
そう考えたダイアナ妃は所持していたドレスを何着も売り、6億円とも言われる大金を集めることに成功した。このオークションが行われたのは1997年、事故死する2か月前のことであった。

■女優ティルダ・スウィントンとは学友だった
ダイアナ妃とティルダは同じ寄宿学校に通い、友人関係だったという。

■ミュージシャン達との交遊
大変明るく人付き合いの良かったダイアナ妃は、何人かのミュージシャンと親しい友人関係にあった。中でも親しかったのがエルトン・ジョンだが、そのほかにも故ジョージ・マイケルやブライアン・アダムスとも仲が良かった。なお故マイケル・ジャクソンとも気が合ったらしく、マイケルは深夜に妃に電話をかけて悩みを語り合ったという。

■「obey」には「No」
挙式の日、チャールズ皇太子への誓いの言葉で「obey(服従する)」という単語を使うことを拒否した。ちなみに息子ウィリアム王子の妻キャサリン妃も、挙式にてこの語を使うことは避け話題になった。

■体格が良すぎて夢が壊れる
バレエが好きでバレリーナになることを夢見ていたというダイアナ妃だが、結局は断念。その理由は妃の体格が良すぎたせいで、身長は178センチあったという。余談だがチャールズ皇太子の身長は英国人男性としては平均的で、身長は妃と同じだったもようだ。しかし切手やポートレートでは皇太子の方がダイアナ妃より頭一つ高く、これにつき指摘を受けた宮殿は「皇太子の方が1インチ(2.54センチ)背が高いのです」と苦しい言い訳をした。

■職歴
イギリスの名門貴族スペンサー伯爵家の令嬢として生まれたが、ウェイトレスをしたり、家政婦、ベビーシッターとして働いた経験も。他にも幼稚園のアシスタントとして働いたこともある。

大変伝統のある英王室に嫁いだプリンセスとして、一般人とはかけ離れた女性かとも思われがちなダイアナ妃。しかしその素顔は意外にも普通で、情深さや優しさ、嫉妬深さ、母性愛などは、どの女性とも変わりはなかった。英皇太子との結婚・離婚により激しい晩年を送ったが、愛する息子2人に恵まれ母にもなった彼女は、揺るぎない母としての愛を最後まで失わなかったという。

画像は『Lady Diana Foundation 2015年6月9日付Facebook「Lady Diana attends the film premiere of Farewell King in June 1981.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)