Googleがウェブブラウザ・Google Chromeの安定版「59.0.3071.86」をリリースしました。このバージョンでは、通常のインターフェースなしにGoogle Chromeを実行する「ヘッドレスモード」がサポートされているほか、設定画面がマテリアルデザインへ一新されるなどの機能追加や変更が加えられています。

Chrome Releases: Stable Channel Update for Desktop

https://chromereleases.googleblog.com/2017/06/stable-channel-update-for-desktop.html

New in Chrome 59  |  Web  |  Google Developers

https://developers.google.com/web/updates/2017/05/nic59

変更点については、開発者の代表を務めるPete LePage氏が解説しています。

Chrome 59: Headless Chrome, Native Notifications on macOS and the Image Capture API - YouTube

「ヘッドレスモード」はGoogle Chromeの機能をインターフェイスなしで実行するもので、Chromeを自動化環境で実行させることが可能になるもの。この時、画面には通常のUIはおろか、レンダリングされたWebページも表示されず、コマンドラインやリモートデバッグ機能を通じてChromeのテストを自動化することが可能になります。Chrome 59のリリース時にはMacとLinuxで利用可能で、Windowsでも今後サポートされる予定とのこと。ヘッドレスモードの実装により、コマンドラインなどによる操作だけでページのレンダリング結果のスクリーンショット画像を取得したり、PDF出力などがプログラムを通じて自動化するが可能になり、開発環境の効率化をはかることができます。

また、Mac環境におけるChromeの通知表示が、OSネイティブの通知機能に統合されています。

Chromeではこれまでにも独自の通知機能を実装してきましたが、OSネイティブの機能となることで、よりシームレスな利用が可能になるとのこと。

新たに実装された「Image capture API」により、ブラウザを実行中のデバイスに搭載されたカメラを操作することが可能になります。カメラで撮影する際には、フル画質の写真を撮影できるほか、ズームや明るさ、コントラスト、ISO、ホワイトバランスのコントロールも可能とのこと。さまざまな用途が考えられる機能ではありますが、セキュリティ面での懸念がどの程度生まれるのか気になるところです。

さらに、アニメーションPNG(Animated Portable Network Graphics:APNG)形式への対応や設定画面の「マテリアルデザイン」化などが主な変更点となっています。Chrome 59 - What's New in DevTools - YouTube