たとえ美人でも、「めんどくさい女」と男性から思われてしまったら意味がありません。では、どんな女性がめんどくさいと思われてしまうのでしょうか? そこで、めんどくさい女性の特徴と愛される女性になるための秘訣を心理コーディネーター・織田隼人さんに解説してもらいました。

■男性に嫌われる「めんどくさい女」の特徴

一度でも「めんどくさい女」認定をされると、なかなか恋愛には発展しないですよね。ここでは、男性から嫌われないために、「めんどくさい女」の特徴をチェックしていきましょう!

◇何でも否定する女性

世の中を斜めから見ていて、否定することで自分がいかに頭がよくて偉いかを示そうとする女性です。建設的な意見に対しても否定から入ってしまうので、まわりのテンション、そして近くで接する男性のテンションも下がってしまいます。そのため、まわりの男性が遠のき、結果的に「いい男がいない」というように、男性全体の批判をします。

◇連絡を常に求める女性

連絡を常に求めてしまう女性です。誰かと常に繋がっていないと不安になってしまったり、人と繋がることに一番の幸せを感じる人が陥りやすいです。連絡が来なければ不安になったり、怒り出したりしてしまいます。そもそも、連絡を入れるタイミングは人の自由なので、既読無視はマナー違反、といったように「自分基準のマナー」を相手に押しつけてしまうことも多いです。

◇すぐに泣く女性

女性が泣いたら男性は思考停止になり、それ以上女性に対して責めることはしません。そこまではいいのですが、頻繁に女性に泣かれると、男性としては「またかよ」となり、「建設的な会話もできない」というように思ってしまいます。建設的な会話をすることで、2人、またはみんなの関係をもっとよくしたいと男性が考えていても、女性に泣かれることで全部が止まってしまいます。また、話し合いができなかったことで、同じことを繰り返して、また泣かれてしまう、という負のループにから抜け出せなくなってしまいます。このようにすぐに泣く女性は、その場その場ではもめごとが収まりますが、根本的な解決には至らないので、何回か泣くと「もうこの人とは会話もできない」と、男性から見捨てられてしまいます。

◇ネガティブ発言をする後ろ向きな女性

「どうせ私なんて……」、「私のこと好きじゃないんだ……」と、ネガティブな発言を繰り返す女性もめんどくさい女性と思われます。ネガティブ発言に対して「そんなことない、かわいいよ」、「そんなことない、好きだよ」というように、相手のネガティブ発言をキャンセルするだけでなく、フォローしないといけないので、心の負担になります。1、2回ならいいのですが、何度もフォローしていると、どんどん“フォローすることに疲れる”ようになります。反対に、フォローされる側は回復できるので、一方的に相手の元気を吸い取る存在に。相手からは「いつも元気を吸い取ってくるめんどくさい女性」と思われてしまうのです。

◇ヒステリーな女性

気分屋ですぐに怒る女性もめんどくさいと思われやすいです。怒る理由が明確で、次から対処できるといいですが、気分屋の女性は、自分でも制御できないように、何がきっかけで怒るのか、自分もまわりもわからなかったりします。そして、怒りを対処する側は、相手に気をつかって慎重になだめる必要があるので、非常に心が疲れます。仕事などで仕方なく接するのであれば別ですが、恋人や友だちのような関係であれば、どんどんまわりから人が逃げていなくなってしまいます。

◇束縛が激しい女性

いわゆる嫉妬深い女性で、自分に自信がないことが多いです。彼がほかの女性と会話するだけでも嫉妬してしまい「彼をとられるんじゃないか」と心配になり、束縛します。束縛しても、結局は自分に自信がないので、根本的な解決にはなりません。「彼から愛されているので大丈夫」とならない限り、問題が解決しないので、自分の問題を彼になんとかしてもらおうとして「彼のまわりの女を排除する」という行動をとってしまい、どんどんめんどくさい女性になっていきます。束縛がきつくなるにつれ、彼はどんどん疲弊してしまう流れが多いです。

◇「わたしすごい!」など、幸せアピールが多い女性

「自分を認めてほしい」という思いから、SNSに写真を投稿する「承認欲求」の強い人もめんどくさい女性に当てはまります。SNSでオシャレな服を自慢するために、ブランドをどんどん買ってお金を使ったり、自分の生活が幸せであることをアピールするために、「いいね!」を押してもらえそうなネタを毎日探したりする特徴があります。多少「ほめてもらいたい」という欲求があることは向上心に繋がるので問題ありません。しかし、強すぎる欲求になると、自分の人生やまわりの人の人性を削ってまで、SNSにこだわるので、まわりもどんどん疲れていきます。

■「めんどくさい女」から卒業する秘訣

「めんどくさい女」の特徴がわかったところで、次に「めんどくさい女」から卒業する秘訣を見ていきましょう。

◇何かを作ってみる

料理でも、小物でも、手芸でも、プログラミングでも、イラストでも、音楽でもなんでもいいので、何かを作ってみると満たされやすいです。というのも、何かを作るという行為は「自分が存在して世の中に向けて役に立つ何かを提供することができる」という証明になります。そして、何かを作ることで、自分の自信に繋がっていきます。毎日の食事をちょっとおいしくしてみようと工夫するだけでもいいです。作ったあとに「自分すごい!」と、自分で自分をほめることで、自信がじわじわと根付いていきます。

◇趣味にどっぷりはまる

他人に見られることを意識すればするほど、どんどん疲れていきます。そしてめんどくさい女性になりやすいです。まわりからの視線を気にしなくなるには、趣味などにどっぷりハマり、「自分の世界」を作ってしまうのが一番いいです。自分の世界がしっかりできると、そこで幸せを作っていくことができます。さらに、自分が幸せを感じはじめると、人当たりもよくなります。趣味は、ゲームでも、漫画でも、小説でも、音楽でも、アイドルでも何でも大丈夫です。

◇「わかってほしい」よりも「相手をわかろう」に切り替える

「自分のことをわかってほしい」という自己主張ばかりだと、結局自分のことを理解してくれる人は現れません。「めんどくさい女だな」と思われるだけです。人は誰しも自分のことを理解してくれる人を求めています。なので、自分が先に誰かの「よき理解者」となる必要があります。わかってほしいと思うのは悪いことではありませんが、わかってもらおうと行動するのではなく、相手のことを「わかろうとする」ように行動をしましょう。そうすることで、相手が「わかってくれてありがとう、僕もキミのことが知りたい」と思うようになり、お互いハッピーになります。

◇提案待ちをやめる

誰かにおもしろいことを提案してもらうなど、選択肢の中から決めることに慣れると、「自分で考えられない怠惰な人間」になってしまいます。自分で「こんなことがおもしろそう」、「こうしてみるといいかも」と考えを膨らませて、自分から提案することを心がけることで、考える大変さを理解できるし、否定的な目線も消えて、物ごとを肯定的に見ることができるようになります。

◇相手を自分の思いどおりにしようとしない

相手が自分の思ったとおりの行動をとらなかったとき、怒ったり悲しんだり不満が出たりするかもしれません。しかし、相手が思いどおりに動かないのは「当たり前」のこと。自分でも、自分の思いどおりにならないのに、ましてや考え方もちがう人が思いどおりに動かないのは当然です。その当然を認識して「思いどおりにならないこと」を受け入れましょう。理想が高い人ほど、理想を実現しようとして、不満がたまっていきます。理想を実現しようと無理をするのではなく、現状をそのまま受け入れて「まあこれでいいや」と考えるようにすると、少し気持ちが楽になります。気持ちが楽になれば、人にやさしくなれます。「まあいいいや」の精神を自分の中に作っていきましょう。

◇周囲の目を気にしない

周囲の目を気にしすぎると、そこに自分の「プライド」が合わさり、格好付けようとして、態度が悪くなることが多いです。素直に今の自分を受け入れ、「自分がやりたいからやっている」と思うなど、無理をしない、背伸びをしないように心がけましょう。「私はこんなんじゃない」と思ってしまうと、プライドが肥大化してしまい、まわりに変な態度をとってしまいます。そのとき周囲の目を気にせず、「私は今の生活をやりたいからやっている、まわりなんてどうでもいい」と思えば、プライドもある程度おさえることができます。無駄なプライドが表に出てこないように、調整していきましょう。

■まとめ

いかがでしたか? 誰だって「めんどくさい女」ではなく、「愛される女」になりたいですよね。もし「めんどくさい女」の特徴に心当たりのある人は、ぜひ織田さん直伝の「めんどくさい女から卒業する秘訣」を参考にしてみてください。

(監修:織田隼人)

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