俳優・溝端淳平が12日、主演映画『破裏拳ポリマー』の試写イベントに出席。「僕がヒーローになるなんて…」とたじろぐところから、台本を読んでから一変。俄然やる気になって、役を務めあげ、"破裏拳(はりけん)"という必殺拳法を繰り出すヒーローとして名乗っていた。

同作の最大の特徴は、格闘アクション。オファーを受けた段階で溝端は「アクション演技は未経験。無論、格闘技もかじったことが無くて、パンチの打ち方から始めました」と述懐。やる気はあったもの、下地無しのスタートだったという。

そんな溝端を鍛えあげたのは「坂本(浩一)監督です」と紹介。「あの(武術家で俳優の)ジェット・リーと闘っていた、凄い人なのです」とアクションの指南役でもあると明かした。

溝端は「初日から監督がミットを持ってくれて」と感謝しきり。「リハーサルから、他の先生方に囲んでもらって、基本的な格闘技の動き、そして(格闘場面の)1対3や、1対6の立ち回りなども教えてもらいました。この作品では、役作りとアクション練習を同時並行で監督が進めてくれて、効率が良かったです」と説明した。

「濃密なトレーニングを4ケ月。闘うことを教えてもらうことはもちろん、監督とみっちり話が出来た。この経験は、僕の役者人生の中でも貴重なものになりました」と監督が立っている方向に目を向け、深々と頭を下げていた。

イベントには、溝端と坂本監督のほか、共演者の山田裕貴、原幹恵柳ゆり菜も登壇。見どころについて、山田が「アクションだけじゃなくて、ヒューマンな要素も詰まっている」とコメント。「カッコいい、スカッとするというものだけじゃなく、ホロっとするところもある。破裏拳ポリマーを最後まで楽しんでください」と、溝端よりもテンション高く語っていた。

映画『破裏拳ポリマー』は、5月13日から、新宿バルト9ほか全国でロードショー。

▼ (左から)坂本浩一監督、原幹恵、溝端淳平、山田裕貴、柳ゆり菜

映画『破裏拳ポリマー』完成披露舞台あいさつより


▼ 坂本浩一監督、原幹恵、溝端淳平、山田裕貴、柳ゆり菜


▼ 原幹恵、溝端淳平、山田裕貴


▼ 溝端淳平、山田裕貴


▼ 映画『破裏拳ポリマー』予告


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