いきものがかり

 第67回NHK紅白歌合戦のリハーサルが28日、NHKホールで開催された。今年デビュー10周年を迎え、デビュー曲「SAKURA」を歌唱する、いきものがかり水野良樹は「こんなに多い数の桜を用意してもらったのは初めてかもしれない」などと、紅白本番に意気込んだ。

 リハーサル後の囲み取材に応じたいきものがかりの3人。ボーカルの吉岡聖恵は「今年はデビュー10周年で、地元でライブをさせてもらったり、自分たちに励みになる年だった」と今年1年に充実感を抱いているようで、「心をこめて歌いたい」と紅白への意気込みを語った。

 紅白のステージで披露するのはデビュー曲の「SAKURA」。桜をバックに歌う演出が用意されている。ギターの水野は「こんなに多い数の桜を用意してもらったのは初めてかもしれない」とステージ演出に驚きの声を挙げた。

 これには吉岡も感激したようで「足元にも花びらが散ってすごくきれい。それも楽しみにやれたら」と本番のステージを思い描いていた。

 また、ギターの山下穂尊は今回、水野とそれぞれアコースティックギターを演奏することを話した。「路上時代のスタイルに近い」と明かし、“原点回帰”のステージになることを感慨深げに語っていた。(取材・小野眞三)