27日放送、フジテレビ「スポーツLIFE HERO’S」では、プロテニスプレイヤー・錦織圭に加藤綾子アナウンサーが行ったインタビューの模様を伝えた。

今シーズンを終えた錦織は「テニスをほぼしないのは1週間半〜2週間くらい」とリラックスモード。実家にも帰り、「基本はテニスを忘れるようにしています。買い物とか友達とご飯に行ったり観光したり」と語るも、「2、3日何もしていないとウズウズしてくるものが出てくる。ちょっと不安になる気持ちが出てきます」という。

2016年を振り返ると、「3月のマスターズの準優勝は嬉しかった」という錦織だが、準決勝でノバク・ジョコビッチに敗れたATPワールドツアーファイナルズには「正直最高な終わり方ではなかったです」と悔しさをにじませた。試合後のジョコビッチが「圭は疲れているようだった」と語っていた点については、「多少なりはありました。前日の試合で12時くらいに試合が終わって寝たのも3時とか4時だったので。体力的に回復は100%してなかったですけど、彼がすごく良かったですし自分のテニスも良くなかった」と明かした。

それでも今季は世界ランキングで5位まで順位を上げている錦織。トップ2には、アンディ・マレー、ジョコビッチが並ぶも「僕にとってはマレーよりも大きな壁。すごくプレーも安定していて攻撃力もありますしディフェンスがとにかくうまい」と話すと、「どっちかっていうとマレーの方がまだやりやすい」とも語った。

そんなインタビューの最後に、加藤アナが「まいにち、修造」(松岡修造氏の熱い応援メッセージが書かれた日めくりカレンダー)を取り出すと、錦織は「なんか嫌な予感がする」と苦笑い。

この中に「苦しい時ほど、笑ってごらん」というメッセージがあり、加藤アナが「苦しい時ほど・・・」というお題を出すや、「これを超える自信はない」という錦織は、「ポジティブに」とフリップに。その真意を訊かれると、「自分の調子が悪いときもあるわけで。どうしても自信を取り戻さないといけなかったり。短い時間の中で。どれだけ自分の気持ちを上げて自信を持ってプレーするか」と説明した。