糖質の量を気にしてラーメン店でも麺少なめで注文する人は少なくない。そんな糖質摂取量を抑えたい人をターゲットにした、麺がまったく入っていない「つけ麺」のメニューが登場し、Twitterで話題になっている。なんと麺を肉に変更できるという“つけ麺の定義を破壊する”ようなメニューが開発されたのだ。

「タンパク質を摂取して糖質をカット」とアピール


そのメニューを提供しているのは、ラーメンチェーン「舎鈴」八重洲店。つけ麺の有名店・六厘舎の系列店だ。店頭のお知らせでは、麺を肉に変更できるというメニューに関して「タンパク質を摂取して糖質をカット」と宣伝しているようだ。肉はスペイン産肩ロース肉で、値段は200グラム・290円。


もともと飽きない味と評判だった「舎鈴」だったが、麺の糖質や塩分を考えると頻繁に食べるのは難しかった。だが、麺を肉にすることで健康問題も解決! Twitterでも「これは健康! かな…」「少なくとも週一では通えるようになる」「冷しゃぶ的な感じかな、普通に健康でおいしそう」と反響が上がっている。

その一方で、「ちょっと意味が分からない」「つけ麺ではない」「斬新過ぎる」とも言われているこの試み。気になるのはやはり実際に食べてみた人の感想だ。写真を見ると肉だけでなく、たっぷりのもやしと玉ねぎも添えられておりボリュームはなかなかだが、本当においしいのか、ちゃんとお腹いっぱいになるのか。

お味の感想は?


味に関してはネットでは「あっさりなスープに、シャキシャキのもやし玉ねぎにこだわりの肉。ラーメン屋に行ったのに麺を口にしないと言う、不思議な感覚でした」「もはやつけ麺屋じゃなくてしゃぶしゃぶ屋さんな気もするけど、濃いスープで味玉や海老タレと食べると美味いお〜」と、とにかく美味しいらしく絶賛されている。

お腹の膨れ具合については「ボリュームは立派でした」との感想もあり、一般的な胃袋の人なら十分かも。少し物足りない人はこれにライスを追加注文して食べているらしい。ただ、それだと「糖質カット」にはならないが……。

リンガーハットでも麺が入っていない「野菜たっぷり食べるスープ」を販売するなど、流行りつつある“麺抜き”メニュー。糖質の摂取量を抑えたい人を呼び込む武器となるだろうか。