カネボウ<3102>は6日、カネボウ化粧品を引き受け先とする200億円の第三者割当増資を実施すると発表した。これにより、カネボウ化粧品はカネボウの株式を37.9%(議決権ベース)保有する筆頭株主になる。

 今回の増資は7月に実施される予定。カネボウは薬品や食品など消費財事業の投資に充当するほか、自己資本を充実させる。産業再生機構の保有割合(同)は51.3%から31.9%に低下し、第二位株主になる。

 また、カネボウは5月31日に発表した株主総会(29日開催予定)に提案する取締役候補者を一部変更し、カネボウ化粧品の知識賢治社長を取締役候補に加えた。

 カネボウ化粧品の普通株式は86%を産業再生機構が、14%をカネボウが保有している。【了】

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