チークは色味やテクスチャー、塗り方も流行がどんどん変化しています。その中で、30代の女性は自分に似合うチークやバランスをご存知の方も多いかもしれませんね。

しかし実は、“これだけ抑えておけば、どんなチークも操れるようになる”というNGポイントがあるんです!

そこで今回は、ロンドンとニューヨークで有名雑誌やランウェイを担当してきた筆者が、チークのに合わせのコツとNGポイントをご紹介します。

■絶対バランス1:チークのNG縦ライン

チークは好みがすごく分かれますが、よく見られるのがNGな縦横ラインをオーバーしてしまっているチークです。

写真のように目頭の延長線状の縦ラインから内側にチークをいれてしまうと、あか抜けない印象になってしまいます。

ランウエイや雑誌でわざと日焼けメイクをつくるときは、顔の横一直線に鼻までチークを塗ることはありますが、日常使いのチークは、こちらの縦ラインから内側はNGポイントと抑えておきましょう。

■絶対バランス2:チークのNG横ライン

チークの横ラインにもNGポイントがあります。写真のように小鼻の脇から横にラインを引いた延長線上より下にはチークは必ず塗らないようにしていきましょう。

このラインよりチークの発着点が下がってしまうと、頬全体が下がってしまい、寂しげな印象を与えてしまいます。

もともとは生き生きとした血色を出すために使われはじめたチーク。逆効果にならないように気をつけて使っていくことがポイントです。

■おまけ:チーク使いのポイント

お出かけ中の化粧直しの際に、「あ!チークを忘れた」なんてことはありませんか?

そんなときの応急処置はリップで対応可能です。リップを少し指に取りぽんぽんとつけてあげるとチークの代わりになり、明るさを出してくれます。

一般的に、お顔の中でリップとチークのトーンを合わせるとバランスよく見えるといわれているように、リップをチークとして使ってあげると簡単にバランスを整えることができるんです。

いかがでしたか? このようにチークは発着点を間違えなければ、あとはお顔のバランスや流行でどのように終着点を決めるかは自由に操ることができます。

自信を持ってどんなチークも使いこなすために、このNGポイントだけは抑えておきましょう!

【筆者略歴】

小笠原彩 ・・・メイクアップアーティストとしてロンドン、NY、東京とランウェイや雑誌・広告のメイクを手掛けハリウッド女優顧客も持つ。2015年に美容プロデュース・コンサルティングの会社を立ち上げ、アジア方面での貢献事業、講演、商品開発も行っている。