ポルトに所属するスペイン代表GKイケル・カシージャスが代表引退を示唆した。28日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。

 27日に行われたユーロ2016決勝トーナメント1回戦でイタリア代表に0−2と敗戦したスペイン代表。史上初の大会3連覇は果たせなかった。試合後、今大会で一度も出場機会のなかったカシージャスが自身のツイッターを更新した。

 大会を終えたカシージャスは、「今日、僕やスペイン代表に対する愛情を感じられて誇りに思った」とメッセージを発信。声援を送ったサポーターへ感謝の言葉を残した。

 その上でカシージャスは、映画『ランボー2』のエンディングシーンを1分25秒の動画として投稿。その中で、主人公のランボーが「どこへ行くかは分からないが、進み続ける。僕の友人はここで死んだし、僕の一部もここで死んだ」などと発言した。

 同紙はこの投稿を、代表引退へのヒントが隠されていると報道。カシージャスがスペイン代表から退く考えを持っているとした。

 同国代表として出場してきた試合は「167」を数え、スペイン代表史上最多となっている。長きにわたってスペイン代表をけん引してきたカシージャスの動向に注目が集まる。