米ウォルマート・ストアーズ傘下の西友は7日、1階に実店舗、2階にネットスーパー専用フロアを設けた「西友豊玉南店」(東京都練馬区)をオープンすると発表した。ウォルマート・グループ初というハイブリッド型店舗で、都市部で高まるネットスーパーへの需要に対応する。

 同社によると、1階の実店舗は2日から既に営業を開始しており、ネットスーパーサービスは17日に本格稼働する。同店のネットスーパーでは、高頻度注文商品(常温・チルド商品)は、2階の専用棚でストックするなど、作業効率を高める施策を取り入れることで受注・配送能力を通常の3〜4倍に拡大するという。

 また、同店舗から都心部に向けた一帯は既存店の受注・配送能力では十分にニーズに対応できていないが、同店舗の新設によって高田馬場・目白などの都心部までの広範囲なエリアをカバーできる体制を整えていく。

 同社のネットスーパーサービスは、利便性や低価格が節約志向の高い顧客のニーズに合致し、需要が急速に伸びているという。今後は店舗の環境に合わせてネットスーパー機能を拡大し、受注・配送能力を強化していく方針。年内には東久留米市に新店第2弾をオープンする予定。