日本を訪れる中国人旅行客の消費に異変が起きている。これまで人気だった家電や宝飾品など高額の品から日用品へと消費の対象が変化しているほか、温泉をはじめとする「コト消費」の人気が高まってきているという。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、日本を訪れるならば「温泉を体験しないわけにはいかない」と指摘したうえで、日本の温泉に関するマナーを紹介する記事を掲載した。

 中国では日本の温泉に対し、なぜか「混浴が一般的」と認識している人は多いが、記事は「確かに混浴の温泉も存在する」と指摘する一方、混浴は一般的ではなく、あくまでも男湯と女湯に分かれていることが一般的な日本の温泉だと紹介した。

 続けて、日本人にとって「湯に浸かる」ことは毎日の生活に欠かすことのできない重要な要素の1つであり、日本を訪れるならば絶対に旅程に組み込むべきだと訴えた。さらに、日本で温泉に入るならば日本のルールを守る必要があることを指摘し、まず「全裸」になって湯に浸かることがマナーであり、水着のようなものは身につけないのが一般的と紹介したほか、湯に浸かる前には身体や髪の毛を洗う必要があると紹介した。

 記事は日本の有名な温泉地を数多く紹介すると同時に、マナーもしっかりと説明していることは非常に好感が持てる。中国人旅行客が日本の温泉を体験すれば、日本に対して良い印象を抱くであろうことは容易に想像ができるが、あくまでも客という立場で日本の温泉マナーを守り、トラブルなく温泉を楽しんでもらいたいところだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)