本州最西端の山口県。動物たちが暮らす草原や国内最大規模の洞窟、歴史が残る島など、山口県での旅はまるで冒険だ。

調査のプロであるリサーチャーさんが、山口県のオススメスポットを教えてくれた。モテフレーズという名の魔法で、二人の関係を一気にレベルアップさせよう。

秋吉台サファリランド(美祢市)

サファリパーク形式の動物園。自家用車で訪れた場合は、車から降りずにそのまま入園して、自然の中で暮らす動物たちの姿を観察できる。

自家用車を使わない場合は、バスや専用カーに乗って見学する。

「エサやりバス」はシマウマ・ライオンにエサをやることができ、「わくわく探検カー」(予約制)は通常コースだけでなくオフロードも走行して、動物たちに接近する。

写真が好きな方には「写真専用カー」(予約制)がオススメ。車体の上部に目の大きな金網で囲まれた空間が設けられている。

戦車のハッチから身を乗り出したような体勢で、窓ガラスや柵越しでない撮影が可能。車はドライバーが希望の位置に停めてくれる。

【モテフレーズ例】
窓ガラスや柵越しじゃないこの撮影のように、僕たちふたりの間を遮るものは何もないね。

秋芳洞(美祢市)

特別天然記念物に指定されている日本最大規模の鍾乳洞。「あきよしどう」と読む。

洞内に全長約1km、高低差約40mの観光コースを有する。温度は四季を通じて17℃前後なのでいつでも快適。

水たまりが階段状に並ぶ「百枚皿」や、高さ約15mの「黄金柱」など、自然の力と悠久の時が作り出した幻想的な光景が待ち受けている。

はしごを登ったり岩の間をすり抜けたりする「冒険コース」もある。

洞内からエレベーターで秋吉台に出れば、カルスト展望台まで徒歩5分。

緑の中に白い石灰岩が居並ぶ不思議なパノラマが広がる。これは3億5千万年前のサンゴ礁が隆起したものらしい。

【モテフレーズ例】
僕たちの出会いという奇跡は、きっと3億5千万年後の地球にも痕跡を留めているだろう。

巌流島(下関市)

宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地として知られる巌流島。

正式名称は「船島」だが、小次郎の流派が「巌流」だったことから巌流島と呼ばれている。

決闘が行われたのは今からおよそ400年前。武蔵がわざと遅刻して小次郎を苛立たせたという逸話が有名だが、これは後年の創作だったようだ。

養子の宮本伊織が建立した顕彰碑には「両雄同時に相会し」と刻まれている。

武蔵の木刀は電光が遅く見えるほどの速度で一閃し、勝負は一瞬で決した。

唐戸桟橋、彦島江の浦桟橋から直行便が毎日就航している。島の面積は10ヘクタールほどで、これは国会議事堂の敷地面積と同じ。

海上公園として整備されており、散策道や休憩所、バーベキューサイトがある。

武蔵・小次郎の像もあるので、剣豪たちの戦いに思いを馳せてみてはいかがだろうか。

【モテフレーズ例】
宮本武蔵は二天一流、そして僕は君一筋流さ。