好青年ボイスとさわやかなルックスで人気急上昇中の若手声優・西山宏太朗。声やお芝居はもちろん、その天真爛漫さも愛される彼のパーソナルブックが発売されるということで、直撃インタビューを敢行! パーソナルブックの見どころをたっぷり語ってもらいました。企画段階から編集まで西山本人が“ガチ”で取り組んだという、気合十分な一冊だそうですよ!!

撮影/すずき大すけ ヘアメイク/山崎照代 取材・文/野口理香子

僕の本が発売になるって…正気ですか!?



――2011年に声優デビューされた西山さんですが、小学生の頃から、声優になりたいという気持ちがあったのだとか?

そうなんです。卒業文集的な冊子の「なりたい職業ランキング」の1位が声優だったんですよね。声を使うお仕事に就きたいとその頃から思っていました。朗読を先生や友だちにホメてもらうことがあって、そういう経験が背中を押してくれていたのかなと思います。

――「声優になりたい」という発言に、周りの反応は?

中学生くらいまで声が高かったんですよ、声変わりをしていなくて。それもあって友だちに「やってみなよ!」「特徴的な声だからイケるんじゃない?」って言われて、その気になった部分もあります(笑)。

――ご家族は応援してくれましたか?

年の離れた姉と兄がいるんですけど、ふたりがすでに就職していたので、末っ子の僕には自由にやらせてみようという方針だったのかな…? すぐにOKを出してくれました。だから、声優になろう!って決断したらあとはもう、夢に向かってがむしゃらに進んでいくだけ!!って感じでしたね。

――声優業というと本来「裏方」のイメージですが、イベントに顔出しで出演し、求められれば歌ったり踊ったりもする。今みたいな仕事をしてる自分って、想像していましたか?

想像は…してなかったですね。でも以前から声優雑誌は読んでいたから、いつか自分も出ることができたらいいなぁと憧れていました。初めて声優雑誌に載ったことはよく覚えていますし、本当に嬉しかったです。

――インタビューを受けたり、写真を撮られたりするのは好きですか?

はい! インタビューは、自分の考えていることを整理できる時間だなと思っていて。振り返ってみたり自問自答してみたり、僕にとってそういう時間はとても大事なんです。写真を撮ってもらうのも好きですね。写真は表現の一部。どうやって自分を表現しようか考えるのは楽しいです。

――今日の撮影でも自然に笑っていたので、撮影慣れしているのかなって思いました。

ありがとうございます(照)。なんだろう…空気感ですかね。その場の空気感が良ければ良いほど表情にも出るんだと思います。そのときの雰囲気作りをどうやってできるかがカギなので、テンションをあげるようにしたりとかは意識していますね。




――西山さんのやわらかい空気感は、写真からも伝わってきますね。そんなステキな写真がいっぱい載っているパーソナルブックが発売になるということで…

そうなんです!!

――発売が決まったときのお気持ちは?

「正気ですか?」って思いました(笑)。いつか本を出せたらいいな〜なんて話はしていたんですけど…それは夢のまた夢の話。だから本格的に始動すると事務所づてに聞いたときは、本当に驚きました。「僕でいいのかな?大丈夫かな?」って。

――「大丈夫かな?」っていうのは何を心配して…?

ちゃんと売れるんだろうかって(苦笑)。まだデビューして4年目ですし…。このタイミングで僕に声をかけていただいたというのは、たぶん、編集部の方も相当なる覚悟をしてくれたんだと思うんです。その熱意にお応えしたいと思い、こちらこそぜひお願いします!とお返事しました。

やりたいことをバーッと書きだした結果…



――今回のパーソナルブックは「本人責任編集」と謳っている通り、企画段階からガッツリ携わっているそうですね。もともと雑誌の編集に興味があったんですか?

昔から、編集のお仕事はキラキラしていて面白そうだなぁって興味がありました。街を歩いていても、フリーペーパーを見つけると手にとってしまう(笑)。ポストカードとかもデザインがステキだと集めたくなりますしね。そういうクリエイティブなモノを生み出す職業って魅力的だなぁと。

――なるほど。じゃあ、自分の本でやりたいプランはたくさんあったんでしょうね。

ありましたね。最初にやりたいことをバーッと全部書き出して、編集部の方に渡して、それをもとに、企画を練りました。だからどのページも思い入れがあるんですけど……四コママンガ企画は実現できてうれしかったですね。

――絵を描くのがもともと好きだったんですか?

そうなんです。それで自分のイラストを載せられたらいいなって思っていたんですけど、ふと「四コママンガがいいのでは?」とひらめいたんですよ(笑)。

――見開きかつカラーで、とても贅沢なページですね(笑)。四コマ以外だとどうですか?

注目してほしいのは、インスタグラム企画かな。編集部の方に、僕のここ1〜2年くらいの写真を大量に送りつけたところ、全部掲載しちゃおうという話になって(笑)。デザイナーさんにお願いして、インスタ風のページを作ってもらいました。

――普段からこんなに写真を撮っていたんですか!

写真は撮るのも撮られるのも好きなんです。友だちも写真好きな人が多くて、一緒に遊びに行くとアルバムとか作るくらい撮るんですよ。だからこういうふうにまとめてもらって、春夏秋冬を振り返ることができるのが、個人的にもうれしかったです。ひとつひとつコメントをつけていく作業も楽しかったなぁ。



――撮影は2日間、都内と地元でロケを敢行されたそうですね。撮影は12月。外ロケは寒かったのでは?

お天気には恵まれていたので、12月にしては暖かったんですが、日が落ちてからの撮影は、風も強くて寒かったなぁ…。でも寒いのは僕だけじゃないですし、スタッフさんもみんな寒いわけじゃないですか? だから“寒さ”がひとつの起爆剤となって、「やるしかねぇ!」って一丸となることができたと思います(笑)。

――表紙の写真で着ている黄色のギンガムチェックのシャツは、もともと着る予定はなかったという?

実はそうなんです。ロケバスでスタジオを移動しながら、一日中撮影していたんですけど、撮影が順調に進んで時間に余裕ができて。「次のスタジオまで時間がありますね〜」「あ、僕こんなシャツも持ってきてます」「おお、それを着てもらって撮影しましょうか!!」って感じで急遽ロケを決行することに(笑)。

――ハンバーガーをパクパク食べている姿も可愛いです(笑)。

アハハハ。いい意味で子どもっぽいですよね。黄色は大好きな色だし、春らしくていいなと思って、すごく気に入っています。表紙の写真は他にも何点か候補があったんですけど、やっぱり笑顔がいいかなと思ってこれを選びました。

――このシャツもそうですけど、西山さんの私服が満載ですね。

「服が好きです!」なんて、とてもおこがましくて言えないですけど、撮影のコンセプトに合ったものが家のクローゼットにあったので、いくつか着てみました。私物も撮影してもらうために、家から用意していったんですけど、その結果、旅行バックがパンパンになるくらいの大量の荷物に(笑)。

――西山さんの私服、私物をたくさん見ることができて、ファンの方はうれしいと思いますよ!

そうだとうれしいのですが…(照)。でも、衣装さんが用意してくださった、普段自分じゃ着ないような洋服を着て撮影したのも楽しかったです。とくにスーツを着ている写真はお気に入り。昭和っぽいイメージなんですけど、どうでしょう? 反省点としては、もう少し胸筋を鍛えておけばよかったな…と(笑)。