(台北 21日 中央社)台湾桃園国際空港は19日、2つの滑走路を結ぶ「WC誘導路」の移設と複線化を行うため、7月から空港につながる道路で速度制限やルート変更を実施すると発表した。

空港側は混雑時には空港到着までの時間が最大約20分増加するとみており、国際線を利用する人々に対して、早めの出発と公共交通機関の利用を呼びかけている。

WC誘導路は複線化によって2機の超大型旅客機エアバスA380型機が同時に双方向に通行できるようになり、同空港の運用効率が大幅に向上するとされている。同誘導路があった場所には第3ターミナルなどが建設される予定。

工事は2段階に分けて実施。第1段階は2016年7月から2017年5月まで、第2段階は2017年7月から2018年5月まで行われる見通しで、それぞれ通行可能な道路が変更される。

(汪淑芬/編集:杉野浩司)