30日深夜放送、フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」では、サッカー界のレジェンド=横浜FC・三浦知良を特集。今月6日、ニッパツ三ツ沢球技場で行われたJ2リーグ第2節、対松本山雅FC戦を村上とサッカー解説者・城彰二氏が観戦した様子を伝えた。

前半1分、松本山雅が先制するや、アウェイながらも熱を帯びる松本山雅サポーターに触れ「最初の雰囲気作り。サポーターって結構プレッシャーを掛けますから」とサポーターの後押しを称えた城氏だが、自身の現役時代を顧みると「連敗してきたとか、そうなると(サポーターが)一切応援しないんですよ。言葉を一切発せずただ見てるんです。だから選手からすると“来るなよ”っていう話。何をそんなにプレッシャーかけるんだと」と苦笑い。

また、横浜ベンチにカメラが入り、三浦が立って(試合を)見ている場面が映し出されると、城氏は「座らないのは体が冷えちゃうし、足が固まっちゃうからだと思う」と分析。その一方で、出場したいというアピールで自らアップを始める選手については「仲間内から敬遠されることが多い」とも。

その他にも、日本の審判について「結構熱くなるんですよ。“うっせー”とか“カード出すぞ”とかすぐ言う」などと意外な一面を明かした城氏は、サッカー専用スタジアムである三ツ沢球技場を「非常にサポーター席が近い。臨場感があって観る人には最高ですけど・・・」と前置きしたが、「選手にとっては地獄。サポーターとのケンカもある。“城決めろよ”とか“何やっとんじゃボケ”とか(言われた)。昔カントナっていう選手が観客席に向かってドロップキックした。あの気持ち分かる」とまたしても自身の現役時代を回顧し、そのエピソードを付け加えた。