4日、漫画家の藤田和日郎氏が自身のTwitter上で、アニメ版「うしおととら」への批判を受けてスタッフを擁護した。

「うしおととら」は、藤田氏が描いたマンガ作品であり、2015年7月よりアニメ版が放送されている。

藤田氏によれば、このアニメ版「うしおととら」に対し、一部原作ファンから「エピソードのアレがないからダメだ」「テンポが早すぎてダメだ」といった意見が届いているのだとか。


藤田氏は「その気持ちはわかる」と、ファンの心情を認めた上で、アニメ版のスタッフについても「もんのすごく『うしおととら』を大切にしてくれてます」「だから、原作好きの方に手をさし伸べてるのよ。後足で砂をかけているワケじゃない」と擁護し、「その手を見てあげておくれ」と、ファンに呼びかけた。


続けて藤田氏は「別にその手を取らなくてもイイよ」「つかんでやる必要はないわ。好き嫌いが誰にでもあるからね」といい、ファンに判断を委ねるとしたが、一方で「でも、原作の読者がわざわざ叩き落とす必要もない」と改めて訴えている。
また、藤田氏は「もともとの物語や登場人物がアニメにならなかったことで、この世で1番くやしがっているのは、残念ながら、あなたでは　ないよ」と、原作者としての苦悩を漏らした。
最後には「なんてね」とおどけてみせ、「いつも観てくださってる人ありがとうね」「原作『うしおととら』を読んでくれてた方、今読んでくれてる方も、もっとありがとう！」と、ファンへの感謝を投稿。「アニメはアニメで面白いし、漫画は漫画で楽しいよー。どうぞよろしくー」と発信し、一連の話題を締めくくっている。
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