イケアはコペンハーゲンに、イノヴェイション・ラボ「Space10」をオープンさせた。ギャラリー形式で紹介する。

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2/11Space10の建物は、水産会社の倉庫を改装したものだ。

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4/11運営方法はフランスのサロンのような印象だ。教授や学生、デザイナー、アーティスト、プロデューサー、そのほか面白い人々がワークショップや展示会を目的に、入れ替わり立ち替わりやってくる。

5/11「ここは、具体的な製品を生み出す工場ではありません。コンセプトを生み出す場所なのです」

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あらゆる場所が、思考と創造性を促進するようにデザインされている。

Space10の建物は、水産会社の倉庫を改装したものだ。

運営方法はフランスのサロンのような印象だ。教授や学生、デザイナー、アーティスト、プロデューサー、そのほか面白い人々がワークショップや展示会を目的に、入れ替わり立ち替わりやってくる。

「ここは、具体的な製品を生み出す工場ではありません。コンセプトを生み出す場所なのです」

デンマークの首都コペンハーゲンのなかでも、これから発展が期待できるエリア。ここにイケアは、「Space10」をオープンさせた。

Space10は、普通の店舗とはちょっと違う。ふらっと立ち寄って、「BILLY」シリーズの書棚を買って帰ることはできない。「青と黄色の入り口を通るときに感じる期待感」が、ここにはない。

ここはイケアのイノヴェイション・ラボであり、「次の偉大なアイデア(Next Big Idea)」が誕生し成長する場所としてイケアが期待をかけるところだ。11月第3週に正式にオープンし、地元のRebel Agency社が運営を担当している。

Space10の建物は、水産会社の倉庫を改装した。その運営方法はフランスのサロンのような印象だ。教授や学生、デザイナー、アーティスト、プロデューサー、そのほか面白い人々がワークショップや展示会を目的に、入れ替わり立ち替わりやってくる。

ここに来たグループは、事前に決められたテーマに沿ってブレインストーミングを行い、プロジェクトを生み出す。イケアのコンセプト全体やフランチャイズを担う「インター・イケア・システムズB.V.」のイノヴェイション・コンセプト・マネージャーを務めるゴーラン・ニルソンは、これを「サーキュラー・エコノミー」(循環型経済)と呼んでいる。

たとえば、Space10がコペンハーゲン・インタラクションデザイン研究学校(CIID)科の学生に対して、完全循環型の生活様式を考えるように依頼すると、学生たちは、上に置かれた熱いコーヒー入りのマグカップやコンピューターから熱を取り、それを電気に変換して機器類を充電できるテーブルを考案した。

「これと同じことをイケアのほかの部門でやっていたら、1年はかかったでしょう。でも学生たちはたった2週間でこれを考え出しました」とニルソン氏は言う。これぞまさしく、インター・イケア・システムズB.V.がSpace10に生み出してほしいと願う、一段と強化された創造的思考だ。

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