▽プレミアリーグ第9節のトッテナムvsリバプールが17日にホワイト・ハート・レーンで行われ、0-0で終了した。

▽10位のリバプール(勝ち点12)が、8位に位置するトッテナム(勝ち点13)とのアウェイ戦でクロップ監督の初陣を迎えた。前ドルトムント指揮官は、ルーカス・レイバをアンカーとし、インサイドハーフにミルナーとカンを据える[4-3-2-1]を採用。前線はオリジの後方にコウチーニョとララナを配した。離脱中のベンテケ、フィルミノ、ヘンダーソン、イングスに加え、新たに負傷したスタリッジは欠場している。

▽対するトッテナムは負傷のソン・フンミンとサスペンションのエリック・ダイアーが欠場。中盤の底にデンベレとデル・アリを配し、ケインの後方に右からラメラ、エリクセン、シャドリと並べた。

▽積極的にプレスを仕掛ける力強い入りを見せたリバプールが先に決定機を迎える。10分、ミルナーの右CKを正面のカンがヘッド。これがゴール前に飛ぶと、オリジが頭でコースを変えて枠内にシュートを飛ばす。しかし、これはバーの下を叩き、先制弾とはならない。

▽対するトッテナムは10分にアクシデント。足を痛めたシャドリがプレー続行不可能となり、ヌジエとの交代でピッチを後にした。だが、徐々に互角の展開に持ち込んだトッテナムは、28分に相手のミスからビッグチャンスを得る。高い位置でララナのミスパスを拾ったケインがラストパス。ボックス右のヌジエが右足のアウトサイドでファーサイドにシュートを飛ばしたが、これはGKミニョレのファインセーブに遭った。

▽前半の終盤はトッテナムがペースを握る。36分にはエリクセンのスルーパスでボックス左に抜け出したケインがゴール右を捉えるシュートを放つ。しかし、これはGKミニョレに左足一本で防がれる。さらにルーズボールに反応したデル・アリが枠内に鋭いシュートを放つも、これはサコーのブロックに遭った。

▽インテンシティマッチとなった試合は、ゴールレスで迎えた後半も締まった展開となる。前半に引き続き、両者共にロングボールを使うことなく、ショートパスでの連係で相手の守備を崩しにかかる。

▽両チーム共に序盤から飛ばし続けたため、終盤にかけてはお互いトーンダウン。78分にはリバプールが久々にチャンスを得る。カウンターからボックス左のオリジが枠内にシュートを飛ばしたが、これはGKロリスの正面。先に動いたクロップ監督は81分、ララナを下げてジョー・アレンを投入する。

▽しかし、85分にはトッテナムがゴールに近づく。左サイドからカットインしたエリクセンのラストパスを受けた正面のケインが、右足を強振。DFサコーにディフレクトしたボールが枠を捉えたが、GKミニョレがこの日3度目のファインセーブで得点を許さない。

▽結局、試合はそのまま終了。勝ち点を分け合った両者は、共に公式戦3試合連続ドローとなった。