アップルストア表参道を象徴する、高さ9.5メートルの巨大ガラスウォール。そのなかの1枚が一瞬にして見るも無惨な姿になってしまいました。

石を投げつけられたわけでも、クルマが突っ込んだわけでもありません。

原因となったのは、お客さんが着けていた『Apple Watch』だったのです。

【ギャラリー】Apple Watch vs Giant Glass (7枚)

9月26日の午後3時。iPhone 6sや6s Plus、iPad mini4などを求めるお客さんで賑わう店内に、とても大きな衝撃音が響きました。

あるお客さんがガラスウォールに寄りかかった際、手首に着けていたApple Watchの液晶面が強くぶつかったのです。

表参道の景色を映していた透明なガラスが、一瞬にして無数の亀裂で埋め尽くされました。ガラスには飛散防止処理が施されていたようで、破片が落ちることなく、その場にいたお客さんや店員さんは無事だったとのこと。

そのままでは危険なため、店内の売り場とガラスの屋外の道路の一部が閉鎖されました。今晩中には応急処置が施されるとのことですが、完全に元に戻るのは少し先のようです。

そのときの模様について同店店員さんは「ガラスが割れるような"ガチャン!!"ではなく、"ドンッッ!!"という音でした。それにしてもこんなになるなんて......」と、事故の衝撃を教えてくれました。少し寂しそうな顔をしたあと、急に笑顔となって、こんなふうに続けたのです。

「でも安心してください、Apple Watchには傷ひとつ入ってなかったのです!」

さすがはアップルストア表参道の店員さん、こんなすばらしいセールストークを用意しているとは。おみそれしました。

※アルミノケイ酸ガラスかサファイアなのかはきけませんでした。