◇これは使えるレシピは本当に使えるのか


土屋:今日作るのは、LINENEWSマガジンの「これは使えるレシピ」で紹介されていた「意外に相性バツグン?ケチャップ×コーラで絶品節約ソース」と、おやつの「大学バナナ」です。

宮前:どちらも人気のレシピです。鶏胸肉は安いので、コストパフォーマンスもいいですね。

土屋:まず、レシピを見ながら作りましょう。



宮前:私は今日は横で見ているだけで、手伝いません。これは本当に簡単にできるレシピで、コーラを飲む人だったら家にあるだろうし、ケチャップもキムチも、冷蔵庫によくあるものを使います。

土屋:僕、基本的に鶏肉とか触るとき、手が汚れるのがいやなんですよね。手が汚れると、毎回手を洗いたくなっちゃって…。

宮前: そんなこと言ってたら料理はできませんよ!! 今日は本気出してくださいね!まず手を洗って…気になるようなら布巾を用意しておくといいですね。料理を始める前にちゃんとバットやボウルを用意してください。料理は段取りなんで、何から始めて最後に何をするか考えながらやるといいですよ。

土屋:あぁ、なるほど。じゃあ、まずはボウルに入れます。料理のコツは…。

宮前:手際ですね。

土屋:………。

宮前:あっ! まな板の上にボウルを乗せない!!!

土屋:すみません…。

宮前:まずは調味料からですね。ケチャップを測ってください。



土屋:ボクは、きっちりなんでも測りたいんです。なのですごく時間がかかっちゃいます。どうやって測ればいいんですかね?

宮前:ボウルを測りに乗せて、メモリをゼロに合わせてから測ってくださいね。

土屋:あぁそういうことか! 賢いですね! ピッタリ測りたいんですけど…。

宮前: 大体でも大丈夫ですよ。

土屋:そこが僕、気になるんですけど、本当ですか!? あー、4g超えちゃった。



宮前: 大丈夫です(笑)、4gぐらい!

土屋:イライラするんですよ、このなかなかすすまないのが。ここにキムチをみじん切りにして加える、と。キムチ大さじ3って、どうやってはかるんですか?

宮前: えっ!? 大さじで普通にすくうか、量りで計量して下さい。

土屋:なるほどー! まぁ目分量ですね!!!

宮前:急に目分量になってきた(笑)。ふっきれたんだ。

宮前:まな板を洗ってください。

土屋:女性って、すごく菌を気にしますよね?



宮前:いや、みんな気にしますよ!! それは常識! では、キムチを切ってください。

土屋:これが触りたくないんですよね。

宮前: 鶏肉じゃないんで…。

土屋:そうですね。これはいけそう。みじん切りですね。



宮前:はい、これを混ぜてソースは出来上がりです。次は、鶏肉の皮をとります。

土屋:これは手でいけますか? 

宮前:いけます、やってみましょう。あと、ちょっと黄色いところなどは包丁でとって。皮をとるとカロリーもかなり抑えられます。



土屋:4枚全部いっていいですか? 筋とか包丁で切ったほうがいいですかね?

宮前: 礼央さん何でもできそうなのに、すごく不器用感がある。 本当にお料理しないんですね。

土屋:…………………。

宮前:筋に包丁をいれてください。



土屋:包丁って、引くもんなんですか?

宮前:引く感じで。

土屋:押すイメージがありました。

宮前:次に鶏肉を開いて厚みを均等にします。

土屋:いきなりうまい人なんていないですよね。

宮前: うん、そうですね。料理ってやってると、結構無言になっちゃうんですよね。

土屋:いや、そのほうが鶏肉に対して失礼じゃないのでいいんじゃないですか。どんなものを食べてここまで来たんだって思ったら…。

宮前:鶏肉に対して失礼って(笑)。ああ、なんか包丁使いが怖い…!



土屋:僕、なんか包丁が危なっかしいんですよね。先生に比べて。

宮前:鶏肉は観音開きにしましょうか。厚みが違うので、斜めに包丁を入れて開く。そうすると厚みが均等になって焼きムラがなくなりますし、間にチーズなどを挟むこともできます。

土屋:なるほど。こうですか?

宮前:そうですね。これを踏まえて最後の一枚を、礼央さん一人でやってみましょう。

土屋:卒業試験ですね。鶏のためにもね! 相手を思いやる気持ちを大切にしたいです。どこで育ったんだろう、これ。

宮前:卒業試験! 見てますから。結局、手でやることにしたんですね(笑)。

土屋:っ!!

宮前:いいですよ、手でも。ここをこう開いていく感じで…。

土屋:僕、木と包丁が当たる音がダメなんです。

宮前: ええ!?

土屋:包丁を引いた時の、木と包丁の擦れる音が…。

宮前: 全然わかんない! こう?

土屋:いやぁぁぁ!!



宮前: これ弱点なんだ(笑)。いろいろ繊細ですね。それでは鶏肉を調味料で和えましょう。

土屋:タレの入ったボウルに鶏肉を入れます。これは、手でいっちゃっていいですか?



宮前: いいですよ。それかフリーザーバッグに入れて、手が汚れないように外から揉む方法もあります。次は、鶏肉をオーブンの天板に乗せていきましょう。 お皿に載せたときにきれいに見せたいほうを上にして焼くと、きれいな焼き色がつきます。

土屋:なるほど。並べられました!



宮前:では、オーブンの余熱を待ってから入れましょう。オーブンの中は熱くなっているので気をつけてくださいね。入れたらスタートを押します。



土屋:よし。こうっすね!

宮前:ここから60分焼きます。

土屋:300gくらいの鶏肉でこんなにたくさんできるなんて、すごいですね。

宮前: 鶏肉は安いですからね。オーブンは焼きすぎるとパサついちゃうから、悩みどころですね。永遠のテーマ。だからクックパッドでも「しっとり」とかそういうキーワードをつけたレシピが読まれるんですね。

土屋:枕詞の部分ですよね! ちなみに、こういう男ってモテるってのを教えて下さい。

宮前: 私が料理している間に、テーブル準備をしてくれる人がいいなあ。お皿とかも、「これでいい?」って聞いてくれる、みたいな。 でも、ずっと待ってられたらプレッシャーだから、あとはビールを飲みながら待っててくれるくらいでいいです。さて、焼いてるあいだ、次の料理にとりかかりましょう。