島というと、雲ひとつない空の下に広がる真っ青な海、ロマンチックなコテージが砂浜に並ぶイメージを想う人も多いでしょう。
ところが、今回は、打って変わって、行ってみたいような気もするし、絶対、行きたくないような気もする、ちょっと変わった世界の島を12島をご紹介します。

1.ユネスコ世界遺産に登録されているオーストラリア・ニューサウスウェールズ州の島、ボールズ・ピラミッド(Ball's Pyramid)は、槍ヶ岳の頂上のようにとんがっています。
「地上のロブスター」「歩くソーセージ」と呼ばれる世界で非常に珍しい生物ロードハウナナフシが生息していることで有名です。島民は彼らのみですが、ロック・クライマーの一時的滞在地になっています。


2.インド洋に浮かぶオーストラリア連邦領のクリスマス島 (Christmas Island)は、アカガニが産卵期に島を埋め尽くすことで有名です。
雨季は、島民にとって地獄の始まり、なぜなら、アカガニが森から海へ向かって大行進を繰り広げるからです。いくつかの道路は閉鎖され、島民たちは彼らを踏みつぶさないよう気をつけなければなりません。
島の名前とのギャップが面白いですね。

3.日本の長崎県に浮かぶコンクリートの塊の島、端島は、クリストファー・ノーラン監督のSFアクション映画『インセプション』(原題: Inception)のインスピレーションになった島です。
海底炭鉱によって栄えましたが、1974年の閉山にともない、現在は無人島です。

4.メキシコ・シティーからほど近い、ソチミルコという街のイスラ・デ・ラス・ムニェカス島(Isla de las Muecas)は、不気味な人形があちこちにぶら下がっており、人形の島と呼ばれています。
1950年代にある男性が移り住んですぐに、少女が運河で溺れ死にました。その少女の霊を鎮めるために、この男性が人形を飾ったそうです。

5.イタリアのナポリ湾に浮かぶガイオラ島について、島の所有者に次々と降りかかる不幸から、隣人たちは口を揃えて、呪われた島だと言います。
1920年の所有者ハンス・ブラウンは殺害され、その後、後を追うように妻が海で溺死します。
次の所有者はヴァカンス中に心臓発作で急死、その後は、フランスのある男性が所有しますが、精神的に狂い自殺します。
その後も、フィアットの元会長が所有したものの、息子が自殺するなど、所有者に不幸が次々と降りかかっている、なんとも恐ろしい呪われた島です。

6.外との接触を断絶しているインド領アンダマン諸島中の北センチネル島(NORTH SENTINEL)。
7.水の都として世界の観光客を魅了するヴェネチアから遠くないポェリア島(POVEGLIA)は、15世紀にペスト感染者が生き埋めされました。
1920年に、精神科病棟が建てられましたが、幽霊が出ると話題になり閉鎖されました。
2014年、競売にかけられた島を513.000 eurosで購入した男性は、、今のところ、元気にやっているそうです。

8.ブラジルのサンパウロ近くに浮かぶイーリャ・デ・ケマダ・グランデ島(Ilha de Queimada Grande)は、ゴールデンランスヘッドと呼ばれる猛毒のヘビの棲みかです。
足を踏み入れたら、生きて帰ってこられないと呼ばれているそうです。

9.世界遺産に登録されるイエメンのソコトラ県に属するインド洋上のソコトラ島(SOCOTRA)は、独特の生態系で、多くの冒険家や旅行者を迎え入れています。

10.愛の島と呼ばれるクロアチアのガレシュニャク島(GALESNJAK)は、ハートの形をしたロマンティックな島です。

11.水も電気も十分に通っていない南米コロンビア共和国・サンタ・クルス・デル・イスロテ島(SANTA CRUZ DEL ISLOTE)は、たった1ヘクタールの島に97棟の家が建ち並び、1250人が身を寄せて暮らす、人口密度が非常に高い島です。

12.宮城県石巻市の田代島は猫の島と呼ばれています。高齢化が進む中、観光客で大賑わいだそうです。といっても、恋人探しには向いていません。高齢者に猫ばかりですから・・・。

参考リンク
L'anti-guide de voyage. Tour des les les plus tranges de la plante
http://www.msn.com/fr-fr/voyage/adventuretravel/lanti-guide-de-voyage-tour-des-%C3%AEles-les-plus-%C3%A9tranges-de-la-plan%C3%A8te/ss-AAd4JYJ#image=1