「バケモノの子」の細田守監督と声優を務める宮崎あおい、役所広司、染谷将太、広瀬すず(左から)(C)2015 B.B.F.P

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日本を代表するアニメーター・細田守監督の最新作「バケモノの子」に、役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すず、津川雅彦、リリー・フランキー、大泉洋ら豪華な俳優陣が声優として出演していることが明らかになった。

今作は、フランスの老舗配給会社ゴーモン社が、アジアを除くインターナショナルセールスを行うことが決定している。日本で興行収入42億2000万円の大ヒットを記録した前作「おおかみこどもの雨と雪」は90以上の国と地域で公開されたが、今作も同程度の国と地域で配給される予定。だが、スクリーン数などの公開規模は倍以上になるそうで、既にフランスはもとよりアメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、韓国など主要各国での公開は決定している。

世界中が注目する今作で、主人公の熊徹に息吹を注ぎ込むのが役所だ。人間界の渋谷からバケモノ界の渋天街(じゅうてんがい)に迷い込んだ少年・九太を弟子として引き取る、粗暴で品位のかけらもないバケモノという設定。役所は「バケモノのような人間は演じたことはありますが、本当のバケモノ役は今回が初めてだったので良い経験でした」と振り返る。

細田監督は、役所の起用が実現したことを「あの役所さんが主演で、しかも熊徹という熊のバケモノの役を引き受けてくださって映画を作れることは幸運であり、ものすごく光栄です」と感激しきり。役所は、自らの役どころを「熊徹というのは、大変だろうけど人生で1回は出会いたい男ですね。こういう人に出会わない人生も幸せかもしれないけど、出会っちゃうと非常に豊かな人生になるんじゃないでしょうか。この作品は、大人が見なければいけない映画だと思います」とコメントを寄せた。

宮崎と染谷は、ともに前作「おおかみこどもの雨と雪」で細田組を経験済み。今作では、九太の少年期を宮崎、青年期を染谷が演じる。宮崎のアフレコを見て、相当の手ごたえを感じた様子の細田監督は「アニメの世界では、大人の女性が少年の声を見立てて演じるのは伝統的ですが、宮崎さんが九太を演じてくれたら、彼女の持っているいい意味での頑固さと、九太の持っている頑固さが共鳴して、キャラクターに力強さが反映されるだろうと思っていました」と大絶賛。染谷に対しても、「実はアフレコよりも少し前に宮崎さんと染谷さんの顔合わせとテスト収録をしたのですが、そこから2人にもお互いを意識してもらって、役に臨んで頂いていたのが良かったのかもしれません」と賛辞を惜しまない。

映画、ドラマに引っ張りだこの広瀬は、渋谷にある進学校に通う女子高生で、図書館で九太と出会う楓役で声優に初挑戦。津川は渋天街で10万を超えるバケモノたちを長年束ねてきた宗師、リリーは熊徹の悪友で豚顔の僧侶・百秋坊、大泉は猿顔のバケモノで九太に冷ややかな目を向ける多々良の声を担当する。

さらに、山路和弘(猪王山)、黒木華(少年期の一郎彦)、宮野真守(青年期の一郎彦)、大野百花(少年期の二郎丸)、山口勝平(青年期の二郎丸)、諸星すみれ(チコ)、長塚圭史(九太の父)、麻生久美子(九太の母)の出演も発表された。映画は、人間の世界から渋天街に迷い込み、バケモノ・熊徹の弟子となって九太という名前を授けられた少年が繰り広げる冒険活劇。7月11日から全国で公開。

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